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★今日のプーの一言★
ご近所で唯一、あたち連れでお茶できるって
ママお気に入りの場所でバウ♪
たまに、ドラマのロケにも使われるみたいでバウ♪
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プーパパの必死のトレーニングにより、
どうにかリビング周辺を探索できるようになったプー。
家にきてから約1ヶ月半が経過していた。
まだ、ひとりで玄関までは行けないものの、
玄関に置き去りにすると、
猛ダッシュでリビングには戻れるようになっていた。
「そろそろかな?」
「そろそろだね♪」
季節は風薫る5月の連休シーズン、
お散歩デビューにはもってこいである。
既にリードも購入済み、
家のなかでリードをつけて歩く訓練も行っていた。
後は、プーが勇気をもって一歩外へ踏み出すのみだ。
「さあ、いくわよ、プー!外の世界へ!!」
プーもドキドキものであったろうが、
プーパパとプーママもドキドキの初散歩にトライである。
はたしておんもをちゃんと歩いてくれるだろうか?
初日は撃沈。
マンションのエントランスを出た時点でプーはカタマッた。
地面に降ろした時点でガクガクプルプルで歩くどころではなかった。
2日目はほんの10メートルくらい歩いたところでフリーズした。
それも、プーパパがリードを持ってスタンバイし、
プーママが1メートルくらい離れたところで跪いて両手を広げ、
「プー、ママはここよ!ここまでおいで!!」
と、あんよは上手よろしく誘導するのである。
安全な膝を目指して、恐る恐る歩くへたれプー。
尻尾は完全に垂れ下がってる。
しかし、プーのへなちょこぶりにいいかげん慣れていた二人は
2日目で10メートル歩けば上出来、とその夜はビールで乾杯した。
「カーペット出るのに1ヶ月かかったんだもん。
2日目で10メートルも歩けば上出来だよね♪」
「そうそう。連休で時間はたっぷりあるし♪」
月末に結婚式を控えていた二人は、
連休に出掛ける予定をまったくたてていなかったため
プーのトレーニングもたっぷり時間がとれるのだった。
特にプーママは式の準備で段々慌しくなっていたため
プー散歩はちょうどよいストレス解消であった。
3日目。
近所のオープンテラスがあるレストランまで
足を伸ばしてみることにチャレンジした。
いきなり行動範囲を広げるようだが
レストランのある“フィオーレの森”は
工業地域だった街に突如現れるヨーロッパ風の庭園が
すてきな複合施設で、テラス席ではワンコ連れOKのレストランがあるのだ。
プーを飼いはじめたときから
“初お散歩の目的地はココにしよう!”と決めていたプーママ。
歩いて5分くらいの場所ではあるが、雰囲気が良いので
連休どこにもいけない鬱憤を
フィオーレの森でランチすることによって発散するつもりであった。
「プー、歩いてくれるかなあ?」
「まあ、歩いてくれなければ途中だっこするしかないけど
とにかくお天気もいいし、いってみようよ」
予想通り、プーは10メートル歩いたらフリーズした。
そのたびになだめすかして歩かせたり、抱っこしたり、と
ゆるゆるとプーのペースでレストランに向かった。
別に予約もしてないので時間を気にすることもなく
気楽にトレーニングに励む二人と1匹。
「じゃ、プーもう少し歩いてみようか」
抱っこばかりしていたらお散歩トレーニングにはならない、と
地面に降ろした場所が、
フィオーレの向かいにある某私立学校の前だった。
見慣れぬ風景に戸惑ってなかなか歩き出さずに、固まってるプーだったが
「わあ。かわいい子犬!見てみて」
「きゃあ♪かわいいー。耳おっきい〜〜」
すれ違った女子高生のグループがプーをみて
きゃいきゃい騒いでいるのに気が付いた瞬間だった。
なんと垂れ下がった尻尾がふわっとあがり
いきなりしゃなりしゃなり、と歩き出すではないか。
「パ、パパ…。自分から歩いてるよ、プー」
「女子高生に見られてるの、わかってるみたいだな…。」
なんとかっこつけたがりな女なんだ、プーよ。
かわいい、という言葉のみで張り切って歩くとは。
その証拠に、女子高生が通りすぎると即座に抱っこしろポーズに戻ってしまった。
まあ、
褒めると実力以上の力もだせるってわかっただけでもいっか、と
ランチビールで乾杯した二人なのであった。
↓フィオーレの森ってこんなところデス。
ウェディング・ガーデンパーティも出来ます。
私がいったときはチワワちゃんも参列したウエディングパーティやってました!
行ってみよう、と思う方がいらしたら
いつでもプー連れでお供しますのでお声かけてください〜(#^.^#)
http://allabout.co.jp/pet/dog/closeup/CU20040721C/index.htm?FM=cukj&GS=dog