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★今日のプーの一言★
旅行のときは、お散歩、いつもの3倍はするんでバウ
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プーを飼い始めて1年2ヶ月が経った5月のとある連休に
伊豆一泊旅行に出掛けたプーとプーパパ&ママ。
はじめての長距離移動で緊張のあまりぐったり疲れていたプーであったが
高原の涼やかな空気を嗅ぎながらのお散歩で、随分と元気を取り戻した。
愛犬との旅行で、やはり気をつかうのが「トイレ」の問題だろう。
プーは一応トイレはちゃんとできるほうではあるが
なにかの拍子にたまにお粗相をしてしまうことがある。
なので、見知らぬ宿でお粗相するとも限らないので
まずはホテルの周辺をぐるりと1周してプーにチッチをさせ、
チッチタンクを空にしてから、宿で一休みしようという
ちょっと姑息な手段をとる我々であった。
プーにたっぷりチッチをさせ、ホテル近くまで戻ると、
なんと駐車場に止めてある他のお客さんか、
オーナーのものと思われる車のうえにニャンコが堂々と昼寝していた。
あきらかに人に慣れているようだ。
こっちをじろりと一瞥しただけでふん、また客かって態度で
まったく動こうとしないニャンコさんが
ふてぶてしくも、なんともかわいらしい。
「ね、プーはネコも怖いのかな」
「怖いんじゃないかな〜(笑)。試してみるか」
うちの周辺に野良猫さん、外歩きネコさんはあまりいないので
プーはネコに接近したことがない。
抱き上げてそー、っと顔を近づけてみたところ、
予想通り肉球をめいっぱい拡げてイヤがってた。
うーん、ネコっぽい犬だからもしかして?と思ったけど
やっぱり4つ足は全部、苦手みたい。
ネコのほうは、プーが近づいてもまーったく、知らん顔。
この対決、はなから勝負にならないようである。
ホテルに入ると、オーナーの奥さんが
チェックインカウンターから迎え入れてくれた。
「あら、さっそくお散歩されてきたんですね。
ロビーにあるコーヒーはセルフサービスなのでよかったらどうぞ」
コーヒー党の我々には嬉しいサービスだった。
ホテル自体は少し古い建物であったが
大きく窓をとったロビーは明るく、木漏れ日がさんさんと降り注いで、
なかなか悪くない雰囲気だ。
ほっくり、とくつろぐ二人と一匹。
「パピヨンのプーちゃん、まだ小さいですね。何キロくらいですか」
コーヒーを飲んでいると、奥さんが我々に話しかけてきた。
「もう、1歳と半年なんですけど、あんまり大きくならなくて…。
いまで2キロくらいです」
「じゃあ、超小型犬のサイズがいいかしら。
うち、お泊まりしたワンちゃんへお土産にお洋服
差し上げているんですよ」
おお。なんと嬉しいサービスパート2!
赤い、背中にお花のマークをつけたトレーナーをいただき
超ご機嫌になる飼い主2匹。
さっそくプーに着せて記念写真♪である。
(当時はフィルムカメラ使用してたので
デジタルデータがなくて残念である。
年末スキャナ買いたいな>パパちん♪)←だからここに書くなよ…
「いい宿じゃん♪アタリだったね」
「だねー。これでお風呂と食事が良ければ大当たりだよね♪」
コーヒーを飲んで落ち着いた二人は、早速露店風呂に入ることにした。
レディファーストでママからお先に。
早い時間にチェックインしたので、多分一番風呂みたいだった。
「きゃっほーい!きもちいいぞー!」
写真で見た感じより小さい露天風呂であったが、
マンションの小さい風呂に比べたら1人ではいるには充分の広さ。
おまけに、周囲にハーブが植えられているので、
雰囲気はハーブ庭園風呂?みたいでちょっと変わってる。
でもとにかくいい感じ。
だが、湯舟につかって「はふぅ〜」と至福のタメイキをついたとき
「あおーん、あおーんおんおん」
部屋のあるほうからプーの鳴く声が聞こえた。
げげ。やつ、遠吠えはじめやがりましたな。こりゃ大変!
ママ、どこー!
知らない場所でまいごになったらダメでバウーー!
プーはここでバウ〜!
とでも叫んでいるのであろうか。
ちっ。せっかく気分よく楽しんでたのに、落ち着かん。
これでは長風呂はちょっと今はだめだな〜。
しかし、この宿は小さいながら露天風呂と内風呂が揃ってるのだ。
お楽しみの夕飯を食べたあと、内風呂にはいる気満々の私。
ここは雰囲気をちょっと楽しめたのでよしとして、
早々にあがることにした。
しかも、内風呂はワンコ連れオッケーなのである。
露天風呂につかりながらひとり、ニタニタする私。
「ふっふっふ。自由きままに鳴いていられるのも今のうちよ、プー♪
後でた〜っぷりママのお風呂につきあってもらうからね〜♪」
プーの楽しい旅行はまだまだ始まったばかりなのである。
つづく♪