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★今日のプーの一言★
お昼寝ベット、
パパにいろいろ買ってもらったでバウ。
でも全部サスケにかじられて
ボロボロにされちゃったんでバウ。。。
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畳1畳分のカーペットから出ないプーのために
日夜続けられるプー特訓。
男がプーをカーペットの外に出し、
プーはガクガクぷるぷる腰抜け状態で二人をみつめ、
女がくじけてプーを抱き上げる。
飽きもせずその繰り返しである。
いや、男は多分その行動に飽きていたのであろう。
ついに業を煮やし、女に向かって文句を言った。
「もー、ママ甘すぎ!プーのしつけによくないよ」
「え〜…だってぇ〜〜」
女は自分でもそうは思っているが、
人から指摘を受けると口答えをしてしまうタイプなのだった。
「確かにアマやかしてるかもしれないけどさ、
パパだってプーにアマいじゃん。」
「えー、パパは厳しいときは厳しく躾けてるよ」
「でもパパはプーになんでも買ってやってるじゃん。
それって甘やかしてるってことじゃないの」
「それとこれとは別なんじゃないか?」
「いっしょだよ。ママは態度で甘やかしてるかもしれないけど
パパはモノでつってるんだからね。パパはプーに甘い!」
「そうかなあ…」
「そうだよ!
やーい、パパってばプーにめろめろドッキュン〜」
所詮男は女の屁理屈に勝てないものである。
いくら男が建設的な意見を述べても、
女の理不尽な理論により軽く却下されてしまうのであった。
しかし確かに女のいう通り、男にも甘いところがあった。
男は買い物に出るたびに、
プーが喜びそうなものを見つけては「これ買おう」というのである。
「あ。これプーのお昼寝ベットにいいねえ。買おうよ」
「お。プーが喜びそうなボールのおもちゃだね、これ買おう」
「プーにおやつ買ってあげよう♪」
「プーのお散歩用リード、そろそろ買っておくか!」
世間でいうところの「ミツグくん」状態である。
(死語だけど☆)
特に、お昼寝ベットは男心をくすぐったらしい。
即効で購入し、プーをはべらせてご満悦になっていた。
「ママ!プーがお昼寝ベット気に入ってくれたー!」
「わあ、ホントだ。気持ちよさそうに寝てる〜〜」
なんてことはないワンばか一家の光景であるが
実はこれがプーにとって成長の第一歩になるのであった。
ケージとカーペット以外にお昼寝ベットという
テリトリーが増えたプー。
カーペットから10センチ離したところにベットを置くと
意を決したようにジャンプして
ベットに飛び込むようになったのである。
その様子をみた男が提案した。
「ねえママ、ベットもってそっちいってみて」
プーをカーペットにおき、
女は言われたとおり、お昼寝ベットだけをもって
約30センチほど離れてからプーを呼んでみた。
「プー、こっちおいで」
「プー、ベットここにあるよ!」
すると、どうだろう。
ちょっと迷った様子を見せたプーだが、
ててて、とカーペットから助走をつけ、
ひとっ飛びでジャンプしてベットのなかにもぐりこんだのである。
「おおお〜プーが自分からカーペット出たあ!!」
「やるじゃん、プー!カッコいい〜〜〜!」
大はしゃぎの男と女。
へなちょこで臆病ではあるが、
身体能力はきちんとパピヨンの標準値をクリアしていたらしい。
こんなにスバラシイ運動神経をもっていながら
どうして出し惜しみするのであろうか?
そんな疑問を抱きつつ、
新たなる特訓メニューに胸躍らせる男と女なのであった。
注)パパちんの名前はミツグくんではありませんので念の為。
ちなみにママはこれほどパパちんに
貢いでもらった記憶がないような気がします。
気のせい?
(日記に書くなよってか?)