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★今日のプーの一言★
こんにちわ!あたちプー♪
あたちのカーペットに遊びにきて欲しいでバウ♪
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ごはん騒動で、ちょっと間があいてしまいましたが
今日からまた、我が家に来てからのプー成長記録の続きを
書きたいと思います♪
亀のような成長ペースのプーの歩みですが
どうぞおつきあいくださいませ。
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うっかり忘れていたが、プーを飼いはじめた当時、
プーパパとプーママは結婚式を直前に控えた、世間でいうところの
「いまがいちばん楽しい時期」なのであった。
当然、新居訪問で友人が遊びにくることもある。
プーを飼い始めてから来たはじめてのお客様は
プーパパの会社の同僚I君で、
家にある余った古いパソコンを譲る約束をしていたので
車で取りに二人の新居に訪れたのだった。
「へえー、このコがプーパパさんちのワンちゃんですかー。
いやあ、かわいいですねえ」
I君は実家でも犬を飼っているそうで、ワンコの扱いは慣れたものだった。
満足にカーペットの外から出ない臆病者のプーではあるが
人間に対しては、まったく警戒心を持たぬ人懐こい性格だったらしく
すぐにI君に懐いてしまった。
I君は、どちらかといえば大型犬派で、
小型犬はあまり好きではなかったらしいが
プーのうるうる瞳に見つめられて、けっこうツボにきたらしい。
「いやー、ちっちゃい犬ってあんまり、好きじゃなかったけど
このコは別だなー。かわいいなあー」
と、プーを膝に乗せて、ずっとなでていた。
プーもI君が超お気に召した様子である。
(ちなみにI君はけっこう女性にモテるほうらしい。だからか?プーよ)
I君の膝の上に抱かれ、うっとりとした様子のプーに
「I君、モテるって聞いてたけどさすがだねー。
プー、I君にマイっちゃてる感じ?」
「でもプーは嫁にはやらないよ」
などと二人はこそこそと、囁きあった。
クスクス内緒話をして二人の世界をつくってるプーパパ達を
I君はこれだから新婚は…という感じで
微笑ましく見守ってくれてたのだろうが
会話の内容を聞いたら、きっとガッカリしたことであろう。
I君はプーパパのお引越しも手伝ってくれたというのに
ホントにたわけた犬ばかな二人である。
次に遊びに来たのが
プーパパ&ママが付き合い始めたとほぼ同時期に
お付き合いが始まったNちゃんとK君のカップルだった。
K君は、小動物というものにあまり慣れておらず
実は、二人の新居訪問が決まったとき
(あの二人、室内犬を飼いはじめたんだよな…どうしよう)
と、ちょっとひるんでいたらしい。
だがしかし、
(いらっしゃい!あたちプー!
カーペットのうえで遊びましょーでバウ♪)
と、しっぽをぶんぶんふり、
満面の笑みでお出迎え(ただしカーペットの上から・笑)のプーに
K君のハートは“どっきゅん”ときたらしい。
いつのまにやらK君は我々そっちのけで
カーペットに寝転がり、プーが顔中舐めるのも
なすがまま状態でいちゃいちゃ遊びはじめてしまった。
「Nちゃん…K君、犬苦手じゃなかったっけ?無理してないかな?」
「そういってたけど…。
ヤダ、なんかすっごいデレデレした顔してる〜〜。」
Nちゃんは笑っていたが、半分マジで焼きもちを焼いていた。
なんと罪作りな女だ、プーよ。
やっぱり、彼女の目の前でディープチューはまずかったみたいだぞ。
特筆すべきは、プーママの両親、とりわけ母親である。
「あらあ〜、このコがプーちゃんなのお〜、
はじめまして〜、おばーたんですよお〜」
プーママ母は自らをおばーたん、といい
もうはなからメロメロ、デレデレの状態であった。
思う存分、プーと遊んで満足して帰宅していった。
そしてその日の夜
「もー、今日はプーちゃんと遊んじゃったわー♪
あんまりプーちゃんがかわいくて、
おかーさんアナタに用事あったんだけど、
伝えるのすっかり忘れちゃってたのよ〜〜(^Q^)/^」
と、電話してくる始末。おいおい母ちゃん、である。
この娘にしてこの親あり。
プーママの親ばか気質は母親のDNAが色濃く反映されているようだ。
ちなみに、プーパパ&ママ新居の訪問客をのきなみ虜にしていくのに
ついに彼女はほとんどカーペットから出ることはなかったのであった…。
プー、恐るべし。