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奏(かな)
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お嬢様犬の奏(かな)の小さな出来事
奏ママが診て貰っている接骨院の先生と奥様は震災でお家も接骨院も家族も、飼っていたシェパードの「とおる」君も亡くして、大和ママの住んでる町に避難して、6年が過ぎた テレビで津波が家々を流していく映像を見たとき、人もだけど、犬や猫、小さな虫までも命を亡くしていくかと思うと辛かったから、そのセッコツインニ通い初めて、3月11日になると震災で亡くなった動物代表で「とおる君」に小さな花束を届けていた 今年は7回忌、先生の家族のぶんと一緒に花屋さんで少し奮発して花束を作った 奏の亡くなった時からお悔やみのお花を届けてもらうようになって、毎週奏の花を買うようになって、花屋の奥さんと話をするようになった 震災の被災した方に届けると言ったら、ちょっと豪華にしてくれて、 出来ることは小さいけれど、優しさの連鎖で、お花を届けられた 家に帰ると、奏の生れた群馬で買った白梅がたった1輪だけ花を咲かせてくれた 奏からご褒美してもらったみたい♪
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