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★今日のサスケ語録★
キュートでぷりちーでせくしーなお鼻が
おいらの自慢なんでバウ
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明け方のハプニング。
命綱の酸素チューブを自力で鼻から
むしりとってしまったサスケのために
早朝の5時に動物救急センターに駆け込む私。
救急の受付のおじさんは
すでに私とサスケのことを覚えてくれていて、
顔パスで受付を通り、サスケは救急治療室に運ばれていった。
常連になったんだなあ、と思うと
嬉しいようで嬉しくない複雑な心境になる。
待合室でサスケの治療を待ってる間、
介護人としてのふがいなさにちょっと落ち込んだ。
チューブとっちゃうの、見逃すなんて、
ばかばか。私のばか。
に、してもサスケも悪いとは思う。
チューブがイヤなのはわかる。
でも、それがないと呼吸まだうまくできてないくせして
無理やりとることはないだろう(▼▼)
まあ、チューブとっちゃうくらい動けるようになったことは
ある意味回復してきてるってことなんだろうけど
それで具合がまた悪くなったらただのおバカさんよ。
もーばかばかばか。サスケのばかあ〜。
ホントはチューブはずせるまで入院させたほうが良かったのかな?
自宅では24時間目を離さず見ていることはまずもってムリだし
ここなら24時間完全看護体制。
知らぬ間にチューブ外してたなんて事態にはならないはず。
いや、でもサスケの心臓のためには
病院より慣れたお家のほうがゼッタイにいいんだから
入院させてたほうがいいとは限らない。
ああ、もう悩ましい。
「サスケちゃんの飼い主さん〜、こちらへどうぞ」
そんなことを考えてるうちに治療が終わったようで
救急治療室から先生が出てきて
サスケの治療について説明をしてくれた。
「サスケちゃん、チューブつけなおすのすごく嫌がって興奮するんです。
心臓が悪いので押さえつけるのも危険だし
麻酔も負担が大きいので、チューブはもうはずしたままでけっこうです。」
え?
もうとっても平気なの??
「幸い、チューブ取れるほど回復しているようですし。
24時間じゃなくてもたぶん大丈夫でしょう。
苦しそうになったら鼻の周りに酸素当ててあげるようにしてください。」
そうして、救急治療室から看護士さんに抱かれたサスケが戻ってきた。
見ると、チューブを固定していたワイヤーは鼻の脇にくっついたままである。
「あのう、このワイヤーは…」
「触るの嫌がって取らせてくれないので、そのままにしておいてください。
そのうち自然にとれると思いますので」
皮膚に縫いとめてあるのが自然にとれるって…
それって私だったら痛くて泣いちゃうよ〜〜。
世にも情けない顔してしまったであろう私に先生は慰め顔で言った。
「今日はなにも処置できなかったので救急治療代はけっこうです。」
なんだかなあ。
またしても私が騒いだだけで事件の第一幕は閉じられたのだった。
呆けた心とサスケをかかえて病院を出た私。
朝日がやけにまぶしかった。
明け方慌しく大嫌いな病院に連れてこられ
いろいろ緊張したらしいサスケはとても不機嫌になっており
帰宅してからもずっと、身体をこわばらせて
お出かけキャリーケースからその日一日出てこなかった。
それってもしやヒキコモリ?
かわいくない態度だぞ。オイ。
「サスケ〜。テキは病気かそれともオマエ自身なのかあ〜〜!!」
ママの心サスケ知らず。
その日闘いはママVSサスケへとステージが移り
うやむやにサスケが勝利した格好になってしまった。
そして翌朝。
この勝利に自信をつけてしまったサスケは
反対側の食事用のチューブもむしりとってしまったのだった。
妙にすっきりした顔をして
「どうでバウ?とったでバウ。おいらすごいでバウ。」
みたいにしっぽ振って私を見ている。
もーやだこのバカ息子〜〜〜。
なに無駄なところばっか元気になってるのよう〜〜。
私は恥ずかしさと情けなさでしどろもどろになりつつ
病院に相談の電話を再びかけるのであった。
「せ、先生〜、サスケがぁぁ〜〜(泣)!!」
…ママの闘いは続く。To be continued!!