(頭越しに見える、和室の門番『ダンシングキャット』)
今朝は苦手な雨である。しかも九州は、悠長な事は言ってれない状況なのである。
抹茶は大好きな雨で、流れる雲を眺め、風に揺れる花を見ているのだが、
片や、
「どうしよう・・・この雨で車か・・・」
ニャ王起床の時間がやってきた!
まぁ、すんなり起きる事はないのである。
ちなみに、ニャ王弟『ジャギ』は、玉子焼きで、
「ガイ〜ン!!!」と殴られても、ドライヤーで顔を熱せられても、目覚めないという『伝説の男』である。
毎日着実に、うちを出る時間を遅らせているのだが、不思議なことに、到着時間は変わらない!のである。
「タクシーで行こうか?」
自分との戦いが繰り広げられている。
雨の状況を確認しようと、カーテンを開けたその時、目では確認出来ないが、消防車?救急車?の音がするのである。
「雨の日は、多いよね・・・」
刻一刻と時間が迫っている。
「タクシーお願いしたいのですが。」近所の会社に連絡するニャ王。
ところが、しばらく待たないといけないことが判明!!
急いで着替え、いつものように送ることにしたのである。
駐車場を出ると、赤い物体が!!
「レスキューやし、あの音、うちの周りやった!」
大きめの道から、一本入った細い道なのだが、やけに対向車が多いのである。
「雨やのに、飛ばして当たったんやないか・・・」
目の前に、ドラマで見るような黄色いテープ。
うちの周りが、浸水の危険があり、消防が出動しているのである。
「・・・」
なんとか送り届け、無事帰宅。
うちの廻りも、静かになっていたのである。
ニュースを見て心配してくれた、オヤジからも電話が入っていた。
「タクシー代で、抹茶にジャーキー買ってやれる♪ふわふワッフル(ヤマザキの安いけど美味しい4個入り)食べられる?!」
いびきを高らかにかいて寝ている抹茶と、甘いもの好きの私の考えは、世間の皆様や雨の中働くニャ王に、失礼すぎる程暢気なのである。
「のほほんと生きていて、ごめんなさい!!」
そして今日も、抹茶との戦いが始まろうとしているのである。