鬼ババたちの事件簿2016夏 黒猫のタンゴ 最終章 | 小梅(東)のMY ROOM - ペットストリート

ペットストリート

ようこそ!ペットストリートへ

ドッグストリート ワンコの墓地 キャットアベニュー ニャンコの墓地 みんなのMY ROOM おしえて掲示板 PETSTライブラリー ショッピング MY ROOM編集

ホーム   >   キャットアベニュー   >   小梅(東)ちゃんのMY ROOM

かわいいワンちゃん・ニャンちゃんたちの写真・プロフィールや飼い主さんのブログも楽しめちゃう!犬・猫大好きな人たちのブログコミュニティ

小梅(東)ちゃんのMY ROOM

お気に入りに登録メッセージを送る 友達に紹介する 他のニャンコのMY ROOMへ

ブログ記事一覧

ブログカレンダー

<BACK 2016年07月 NEXT>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

スライドショー

小梅の生活
1/20

コメント(6)

戸籍

  • ■猫種: その他
  • ■誕生日: 2001年03月25日
  • ■性別: 女の子
  • ■ニックネーム: ちゃんちゃん
  • ■好きなこと: 甘えること、一日一回走り回ること

■小梅(東)の家族

リンク

日々是猫パト
猫崎公園の相棒のブログです。
猫山の猫たち
広島のある公園にいる沢山の猫をお世話されている方のブログです。
ブローダーハウス・・・あなたの好き!!がここにある
私の猫の大先輩であり、師であり、8匹の猫と暮らすAさんのサイトです。猫の話もたくさんあり。
CAT CARE HOUSE
猫の保護施設と猫グッズ&フードショップ。 NPO法人nekonokoでは、仔猫、成猫とも随時里親募集をしています。譲渡会の情報も掲載されています。




猫山家の物語

RSS

サビ猫2匹、茶トラ一匹、それぞれ生まれも育ちも違う3ニャンズのお話

鬼ババたちの事件簿2016夏 黒猫のタンゴ 最終章

登録カテゴリ:日常の出来事 投稿日時:2016年07月22日 21時39分




黒猫のタンゴ、今日で最終回となります。
最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。


さて、この子猫をどうしたものかと話し込んでいた相棒と私ですが・・・


その時、通りがかりの二人連れの若い女性が子猫を見て足を止めました。
「あら、この子、こんなところにいたのね!」


この二人はすでにこの子を知っていました。
遠くからついてきてしまって困ったことがあるとか。



「そう、子猫ですよ、いかがですか?かわいいですよ、飼いませんか?」



私たちは座り込んで子猫を囲み、色々話をしました。
この二人は猫が大好き。これまで飼った経験もあるようで、
すっかりこの子猫の虜になっていました。
そして、段々と彼女たちはこの子猫から離れられなくなっているのがわかりました。


ついに!
「今日連れて帰りたい!」

と一人が言い出しました。






え、今日ですか?いきなり、ですか?


あまりの急展開に私はついて行かれず、目が回りそうでした。
色々話して、この二人が子猫の飼い主として適任だと判断した相棒は
どんどん話を進め、近所の風太君のお宅からキャリーを借りてきて、
子猫をおやつで釣って、あっという間にキャリーに入れてしまったのです。


まあその速いこと!



子猫は知らないお家に行くことに決まりました。
キャリーに入れられた子猫は二人の女性とともに公園を出ていきました。


わずか一時間の公園滞在で里子に出て行った子猫、
びっくりしただろうけれど、幸せになるんだよ!と見送りました。








子猫は、ご飯を食べるのが目的で公園にやってきたのに、
激動の一日を過ごすこととなりました。


その後少し暴れたものの、すぐに落ち着いた、との連絡が入りました。
あの様子なら大丈夫だろう、と私たちはほっとしました。


その後、公園周辺の何人もの人が、この子猫に出会っていたことが分かりました。
その人たちは口々に、この子が何か必死に訴えるようにないていた、
と証言しました。


公園からかなり離れた場所にまで足を運んでご飯をもらっていたことも、
又そこから公園に来る間の猫スポットにあちこち立ち寄り、
ちゃっかりとご飯を頂いていたこともわかりました。


色々子猫の最近の話を聞いて、本当に感動しました。
あんなに小さくて頼りないのに、結構長い期間にわたって何とか生きていこうと
必死であちこち歩き回っていたのです。


その生きようとする力には心を打たれるものがありました。
自分に興味をもってくれそうな人間に出会うたび、一生懸命ないて訴えた。
「助けて!」と。


必死でたどり着いた公園で、猫神様は君にご褒美を与えたのね。
これからの長い一生が、幸せなものでありますように。







この一連の出来事を冷ややかな目で見ていた二人がいました。


ダリオ
     あれは何なんだにゃ〜?
     鬼ババたちは子猫に夢中だにゃ。
     俺たちはもう、お払い箱なのかにゃ?



小春
     ったく!鬼ババたちは楽しそうに笑っちゃって!
     感心しませんにゃ、にゃにゃっ!



ふふ、二人とも大丈夫ですよ!
明日からは又平和な公園に戻るから、今日はごめんね。
子猫は確かにかわいかったけれど、他のお家に行ったの。
もう公園に来ることはないし、
私たちには、長いこと一緒に過ごしてきたダリオさんたちが
一番大切なのだから安心してね。








その後、子猫は家での生活にもすぐ慣れて、
ご飯もいっぱい食べ、いっぱい遊び、いっぱい甘えている、との
報告が入りました。

公園の誰かさんとは違って、家猫向きの性格のようです。
そして!


子猫の新しい名前は

「タンゴ」


に決まったそうです。







ほんの短い間だったけど、私たちの公園に来てくれてありがとう。
もう会うこともないと思うけれど、あなたのことはずっと忘れないよ。


幸せになってね!



2016年の猫崎公園の歴史に、又新しい「事件」が追加された
6月初旬の夜のお話でした。






コメント( 11 ) | 

>>ブログ利用規約


このページのトップへ

Copyright(C)2011 MyStars inc. All Rights Reserved