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★今日のプーの一言★
ママ、たいへんでバウ!!
マルイでバーゲンやってるでバウよッ♪
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プーの夜鳴き攻撃に勝てない女。
毎夜寝室とリビングをいったりきたりの日々である。
“ほっときゃいい”
それは理性でわかってる。
しかしボンノーの塊のような女に理性で割り切ることは
ワニに腕立て伏せをしろ、というくらいに難しい。
(つまり無理?古いなあ…)
母性と堪え性をごたまぜにしている女にとって
身近に“甘やかせろー”と叫ぶカワイイ存在に
勝てる見込みなぞもとからないのである。
もし私が倒れるとしたら、
それはきっと育児ならぬ
育ワンによるストレスと寝不足が原因だ。。。
女は思った。
この育ワン・ストレスは放棄できないから始末が悪い。
なぜなら子犬が鬱陶しいからではなく
子犬がかわいくてしかたがなくて、
かわいがりたくて仕方がない、
でもかまいすぎると、子犬のためによくないから我慢する、
そういう種類のものだからだ。
しかしプーが家にきて3日後に異変が起こった。
女が倒れるより先にプーの具合が悪くなったのである。
朝、女が起きてプーをゲージから出した時
ゲェゲェ、と咳き込んだかと思うとケポ、と
夕べ食べたものを吐いたのである。
よくみると、
ペットシーツにゆるいウンチをした跡もある。
「きゃ〜〜!パパ起きて!!大変〜〜〜!!!」
プーが吐いた瞬間、女は“ヤバイ”と思い当たることがひとつあった。
それは、先日女はおやつにポッキーを食べて
うがいもしないその口でプーと“チュウ”をしたことである。
“チョコレートは犬の体に毒だからあげないでくださいね”
ペットショップのお兄さんの言葉がよみがえる。
もしかしてママのチュウのせいなの?プー??
どどど、どうしよう〜〜(;_; )オロオロ ( ;_;) オロオロ。
「どうしようっていっても、病院連れて行くしかないよ。
ママ、今日休める?」
男の問いかけに、女は休む!と即答したかった。
でもその日はどうしても休めない日だった。
当時、女はイタリアンレストランを経営する会社に勤めていた。
小さな会社なので、事務処理はすべて女の担当で
その日は社員・アルバイトの給与振込みの仕事があったのだ。
他の仕事ならどんな重要な仕事でも休むところだか
給与だけは休めない、と思った
バイトちゃんのなかには
今月の給与で電気代払わなきゃ止められるんです〜、
というツワモノもいるのだ。
彼の生活を守るためにも、この仕事だけは外せないのだった。
(てか、滞納すんなよ○○○く〜ん)
会社か?
プーか???
もちろん心情的にはプーだ。
本音をいえば○○○くんがコマっても実はどーでもいいのだ。
でも、○○○くんに給与が振込めないということは
自分にも振込めないということだ。
やっぱり給与は欲しい。てか、なきゃ困る。
またしても窮地に追い込まれる女なのであった。。。