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小梅(東)
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サビ猫2匹、茶トラ一匹、それぞれ生まれも育ちも違う3ニャンズのお話
昨年12月26日、「ある茶とらのクリスマス」というタイトルでブログを書きました。 内容は、「教会通り」に長い事住んでいた茶とらのベビーが 昨年秋に体調を崩し、 ずっとお世話をしてきた酒田さん(仮名)が 12月に自宅に保護した、というお話でした。 その後のベビーのお話です。 教会通りを通るといつもベビーがいた。ちょっとしわがれたような声でにゃ〜〜 と声をかけてくれた。 酒田さんは10年ほど前に一年で体重が10キロも落ちてしまうほどの 辛い経験をされたそうです。 そしてその頃早朝の散歩で出会ったのがベビーでした。 若かったベビーは酒田さんの心を癒し 酒田さんは毎日ベビーに会いに行くようになったのです。 そんなベビーが体調が悪そう、 このままベビーが具合が悪くなって行方不明になってしまうなんて 酒田さんは耐えられなかったのでしょう、 自宅に迎え、ベビーの家猫生活が始まりました 外にいた頃は人懐こかったのに、家猫になった途端、来客を敬遠する ようになったベビー。「変なやつが来たにゃ、隠れるにゃ」 そんな狭い所にぎゅうぎゅうにはいらなくても・・・ 良かったね、幸せになったね、これからもずっと長生きしてね と誰もが嬉しく思いました。 しかし、ほっとしたのもつかの間、ベビーは体調を崩しました。 受診したところ診断は腎不全 あのまま外にいたらベビーは年を越せなかったかもしれません。 酒田さんは通院のストレスを考えて自宅点滴を決意されました。 そのおかげでベビーは元気をとリ戻しました 食欲もあり、穏やかな毎日を過ごしました。 まったく歓迎してくれなくなったベビーが私達には可笑し かった。でもそれでいいのだ、と思った。 二月に入ってベビーは又体調を崩しました。 そしてこの時、膀胱炎を併発、回虫も見つかりました。 しかしベビーはこの時も復活、元気を取り戻しました 四月、一週間ご飯を食べない日が続きました。 お別れが近いのかもしれない、と酒田さん。 しかし皆の心配をよそに、ベビーは又しても復活 しかも腎不全だというのにわずかですが体重も増えたのです 実はこの時、酒田さんと相棒の米田さんは ベビーがもしもの時には、長い事暮らした教会通りの米田さんのお庭に 埋葬しよう、きっとそれが良いだろう、と話していたそうです。 でもお墓は当分必要なくなったようだ、と酒田さんは笑って話してくれました。 5月半ば、ベビーは厳しい状況だと知らされました。 何度も不調を乗り越えてくれたけれど、今度はちょっと違う気がする、 もう無理はせずにベビーに寄り添って行く、 という酒田さんの言葉に心がざわつきましたが 私たちは又ベビーが復活してくれることを祈ることしかできませんでした。 去年の夏に突然やってきたボンちゃん、ベビーとは4か月ほど 一緒に暮らしていた。二人は仲よしだったようだ。 5月25日、酒田さんからのメールは復活の報せではなく、訃報でした。 翌日、ベビーはボンちゃんが住む米田さんのお庭に埋葬されました。 ベビーは又、教会通りに戻ってきました。 歴代にゃんこ達が眠る静かな中庭です お花と焼カツオが供えられたお墓に手を合わせたら涙があふれました。 飼い主と猫のお話は、どれも世界にひとつしかない素敵な物語、 酒田さんとベビーのことも、本当のことはご本人にしかわかりません。 でも、ベビーの一生は間違いなく愛に満ちたものだったと思います。 ベビーは13歳?14歳?と言われてきましたが、 最近になってある方の証言で18歳だったと判明しました。 ベビー、長い間お疲れ様でした。 私たちはあなたのことをずっと忘れません。 今までありがとう。
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