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小梅(東)
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サビ猫2匹、茶トラ一匹、それぞれ生まれも育ちも違う3ニャンズのお話
2008年9月 猫崎公園に猫がいることに気づき、 時々通るようになった。 この頃いつもいたのがぶーちゃん。 最初の出会い。 小さな気の強そうな猫だった。 この後、私は小豆の看病が始まり、公園の猫を気にする気持ちの余裕はなくなり あまり公園に寄ることもなくなった。 その後、相棒との出会いがあり、公園のメンバーに加わり ここの猫たちの魅力に憑りつかれた。 写真は2012年6月、 今は相棒の猫となったトミ黒とぶーちゃんは この日一生懸命毛づくろいをしていた。 いつまでもいつまでもやめない二人がおかしくて ずっと見ていたっけ。 トミ黒とぶーちゃんは、公園でも特別に人気のあった猫で こうして誰かの膝に乗ることもあり(これは公園仲間) 皆に愛されていた。 あまり人懐こいので、時々心配になるほどだった。 この二人が無事でいてくれて本当に良かったと思う。 ぶーちゃんは高齢にもかかわらず食欲旺盛だった いつも最後まで残って食べていたけれど この頃すでに体力はかなり低下していた。 2013年4月、急に食欲がなくなったぶーちゃん 私たちは心配し、3〜4日間つきっきりで食べさせた。 なんとか回復してほしい、そう思って皆必死だった。 最愛のぶーちゃんがいなくなる、という事態は この時の私達には考えられなかった。 2013年4月26日 これが、ぶーちゃんの公園での最後の写真になってしまった。 この時、ぶーちゃんは小春に公園クイーンの引き継ぎをしていたようだ。 後で小春はそう言っていたから。 2週間行方不明だったぶーちゃんが突然発見されたのは 公園のすぐそばに住むK氏からの電話のおかげだった。 ぶーちゃんの首輪についていた迷子札に書かれた相棒の電話番号に 「グレーの猫が動けなくなっている」との連絡があった。 2週間ぶりのぶーちゃんはやせ細ってほとんど動けず すぐに病院に連れていった。 なんとか持ち直してほしいという願いはかなわず 翌朝病院からの電話でぶーちゃんが亡くなったことを知った。 2013年5月11日だった。 その夜公園で、雨の中ぶーちゃんのお通夜が行われた。 大勢の人が来てくれて、 ぶーちゃんがいかに愛されていたかあらためてわかった。 公園仲間皆でぶーちゃんを愛し、癒され、心配し、涙を流した数年間。 ぶーちゃんの思い出は永遠に私たちの心に残るだろう。 ぶーちゃんは、自らの意志で二週間姿を消した。 そして、もうそろそろ天国に行く時が近づいた時に 再度私たちの前に姿を現した。 それは、私達にK氏を紹介するためだった。 K氏の家族を通じて、その後私たちは10年以上前の公園の事を 色々知ることになった。 公園にたんぽぽの季節が来ると ご飯のあとこうしてこの場所でくつろいでいたぶーちゃんが 今もいるような気がする。 もしかしたら実際来ているのかもしれない 見えないだけで。 今の公園猫たちをぶーちゃんは守ってくれている。 あの二年前の日から今日にいたるまで 里子に出た子をのぞいて 公園猫は一匹も欠けていない。 鬼ババ軍団も皆元気で日々頑張っているのも ぶーちゃんが応援してくれているからに違いない。 きっとぶーちゃんは、公園で暮らした14年間の恩返しに 猫たちと私達を守ってくれているのだと思う。 ぶーちゃん、ありがとう。 あなたはずっと私たちの特別な猫だから。
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