隔離室に移されたぽん子はもう骨と皮の状態・・・
顔もお岩さんのようになり、目も開かないようでした。
誰が見ても最悪の状態でした。
先生からは 「とにかくぽん子に触って声をかけてあげてください」
と言われました。
わたしたちのところに来てまだ1ヶ月も経ってないのに・・・・
なんで??どうして??そんなことばかり考えては涙が出ました。
でも今はこんなぽん子から離れることなんてできません。
わたしは、昼間は病院に出かけずーっとぽん子と過ごしました。
ぽん子を撫で続け、ずーと話しかけ続けました。
夜は可能な限り主人も来て、ぽん子と一緒に過ごしました。
幸か不幸か、隔離室だったのでこういうこともできたのかな・・・と思います。
でもこんなぽん子に神様は奇跡を与えてくれました。
少しずつ顔を上げてくれるようになり、さらに手を出すと手をのせてきたり
点滴のおかげか、骨と皮だけだった体も少しずつ丸みを帯び始めました。
そして数日経ったある日、いつも通り病院に行くと
先生が 「 ぽん子ちゃんが点滴の管をかじって・・・・
夕方からはフードに切り替えてみましょう」 と笑顔で話されました。
早速隔離室に行ってみると ぽん子が動いていました。
「 ぽん子!!」 と呼ぶと、ぽん子はまっすぐ私を見つめて
手を出してきました。
「 もう大丈夫、きっと大丈夫 」
そう思いました。
それからぽん子は日に日に元気になりました。
ジステンバーウイルスの結果は段階的な検査を踏みそれで始めて
確実に陰性か陽性かが判断されるとのこと
ぽん子が入院していた病院は病院の病院、2次的措置をする施設なので
とりあえず病状が安定すると退院し、日頃かかっている病院に戻るというような
システム?になっているようで・・・
9月末、とりあえずぽん子は退院し、近くの病院に通院しながら
こちらの病院に定期的に検査に行くということになりました。
退院した日、ぽん子の体重1.6キロ
( まだまだ 続きます)