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★今日のサスケ語録★
プーねえちゃんのお昼寝ベットは
オイラが制覇したでバウ!
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サスケの走りの見事なまでの下手っぴぃぶりに
衝撃を受けるプー&サスケパパとママ。
運動神経がそれほど劣ってるわけではないとは思う。
その証拠に、プーよりちびの分際で
もう、イスやソファにジャンプして乗ることができるのである。
私はこう、結論を下した。
要するに、サスケはジャンプのほうが得意なんだ。
陸上競技でいえば短距離走より、ハードルとか走り高跳びとか。
だったらアジリティとか得意になるかもしれぬ。
失われた夢はさっさと忘れて違う夢にすりかえればよいではないか。
大丈夫、ママの夢はまだまだいっぱいある。
ま、マリオ走りだって慣れるとかわいいしな。よっしゃあ!
キモチを切り替えることだけは早いママであった。
それに、自転車でお散歩などよりもっと重要な挑戦がサスケにはあった。
それは、他のワンコと仲良くコミュニケーションをとることである。
これまで、よそのお家のワンコ同士が
仲良くおしりクンクンしてる姿を見て密かに孤独感を感じていた私。
プーの犬嫌いはもうしょうがないとあきらめていた分
ぜひともサスケには頑張ってもらいたい。
幸い、避けられても邪険にされても
(ぷーねえちゃん〜オイラと遊んでくれだバウ)
と無邪気にプーにちょっかいをだしてるサスケである。
ワンコ嫌い、というわけではないだろう。
これまで、ワンコ嫌いなプーのために
あまりたくさんワンコがお散歩している時間帯を避け
少数のワンちゃんと会える時間帯を選んできた私。
だが、サスケの“目指せふれあいワンワン大作戦”を決行すべく
思い切ってワンちゃんがいっぱいお散歩する時間帯に
出掛けてみることにした。
いつものマンション周辺を
プーがオドオド、サスケがびよーん、びよーんと歩いていると
来た来た。顔見知りのトイ・プードルちゃん♪
気立ての良いコなので、初接近にはもってこいであろう。
「よし、サスケ!挨拶いくぞ」
「ワホ!(合点でバウ)」
ここでちょっと問題発生。
サスケは喜んでプードルちゃん目指して走り出したが
プーは「いやーん!」とばかりに反対に走り出した。
大岡越前のお裁きよろしく、前と後ろにひっぱられるママ。
おいおい、本当にママを愛してるならどっちか止まってくれ。
仕方ないので、プーをだっこしてプードルちゃんに近づき、サスケとご挨拶させた。
サスケはものおじなくプードルちゃんとクンクン挨拶をした。
やった♪“目指せふれあいワンワン大作戦”成功だ。
「あらあ、もう一匹増えたんですね、お名前なんていうんですか?」
「サスケでーす。よろしくお願いします〜♪」
「あらあら、プーちゃんと違ってこのコは積極的ねえ〜」
ワンコはワンコ同士、飼い主は飼い主で
それぞれにコミュニケーションをしばし、とる。
そうそう、これこれ♪これに憧れていたのだ。
この成功に気をよくしたママ、
「サスケ!本命はプーだけど、多少の浮気はママ見逃すわ!
頑張っていろんなワンコと仲良くなってちょうだいね!!」
と、とんでもないハッパをかけるのであるが
無邪気なサスケは
(わかったでバウ!オイラにまかせるだバウ!!)
というように嬉しそうに尻尾をふって応えた。
ママの願いを叶えようと思ってくれたかどうかはわからないが
以降、お散歩中よそのワンちゃんに遭遇すると
自分から走り寄って、クンクン挨拶を積極的に交わすようになった。
「あら〜。かわいいワンちゃん!うちのコと仲良くしてくれるのね〜」
人懐こいサスケは、褒められると
嬉しそうに尻尾をふってその飼い主さんにもデレデレ懐きに向かう。
その懐きっぷりは、飼い主の贔屓目を除いても
(こいつ、かわいいじゃん)と思わせるものがあり、
ご近所のワンコ好き奥様の心をつかむのにそう時間はかからなかった。
いつのまにやらご近所でも有名なワンコになってしまい
「あら、サスケちゃんの飼い主さんですよね」
と、あまり顔をあわせた覚えがないな、という人にまで
駅で声をかけられるようにまでなってしまった(汗)。
(プーが魔性の女ならサスケは天性のホストのようだな)
我が家だけではなく、ご近所の天下もとるつもりらしい。
すごいぞサスケ。
キミがホストになったらママ、ボトルいれちゃってもいいぞ♪
そうして我が家に
サスケおマヌケ伝説に加え、ホスト伝説が誕生したのであった。
つづく♪