天敵だ〜!
今日は早起きday、ママが
5時に起きてきた。
ママ「おはよう」
僕「…………」
ママ「ドアを開けておくね」
トントントン ジュッ ジュッ〜
トットットットット、パパも起きてきた。
パパ「おはよう」
ママ「おはよう」
僕「…………」
眠たくて、顔も上げられない。
朝食準備が整って、ママも着席した。
パパとママ「いただきます」
パクパク モグモグ
ゴクゴク ゴクゴク
ママ「クッキー君〜」
僕「…………」
ママ「クッキー君、ご飯よ〜」
僕「ご飯?」
ゆっくり顔を上げて、おめめパチクリ
ショボショボおめめで ママを
(;¬_¬)ジー
ママ「クッキー君、ご飯にしようよ」
僕「う…うん…」
よっこら…しょ…、ボォーー
ママ「良いものを持ってくるね」
良いものって、何だ?
ボォーー
あっ、ママが戻ってきた!
ママ「出て来れる?」
ママが、トイレシートの上に人参とキャベツの芯を一列に並べてくれた。
クンクン クンクン クンクン
美味しそうだな〜
前足ズリズリ、ズリズリ。
パクリッ ムシャムシャ
ママ「オシッコ出すね」
僕「お願いします」
朝一番のオシッコ&ウ○チを出して貰ってスッキリ〜。
ママは、キッチンで 僕のご飯を用意。
僕は、カーペットで
(;¬_¬)ジー
うーん、待ちきれない!
僕「WON!」
パパ「クッキー君、こっちに来る?」
パパがソファーに乗せてくれた。
違うんだよ〜、僕は ご飯を待ってるんだよ〜
僕「WON!」
パパ「あれ?」
「クッキー君、これから朝ご飯なの?」
「ごめん、ごめん」
やっとパパが気付いてくれたの。
パパに抱っこして貰ってカーペットに。
ママと一連の儀式、アイコンタクト(^-^)v
ガツガツ ムシャムシャ
あっと言う間に 完食!
今日も元気モリモリだぜぃ!
ママは食器の片付けを始めた。
僕は、ソファーに乗せて貰ってパパの横にピッタンコ。
マッタリしながら、食休みしてたよ。
ママ「ねぇ、要らないストラップある?」
一段落したママが、パパに聞いてる。
パパ「何をするの?」
ママ「クッキー君の御守りをバギーか車椅子につけたいの」
パパ「貸してごらん」
僕の御守りをパパが改造して車椅子に着けてくれたの。
僕とママ「ありがとう」
パパ「うわぁ!」
気付いたらパパの出掛ける時間まで 10分しかなくなってた。
ドタバタ ドタバタ
超特急で支度するパパ。
僕とママが 御守りの改造を頼んだから、時間がなくなっちゃったのかも…。
パパ、ごめんなさい。
パパ「行ってきます」
僕「行ってらっしゃい」
お見送りの儀式もなく、慌てて出掛けて行っちゃった。
さぁ、リビングに戻ろう。
雨戸をガラガラガラガラ
わぁ〜い、予報通りの晴れだ〜!
ママ「洗濯物を外に干して、掃除しちゃうね」
僕「うん」
僕は、ママのお許しが出るまでハウスで待機。
たまった洗濯物がいっぱ〜い。
明日から、また下り坂の天気だからって、シーツと枕カバーも洗ってたよ。
たくさん洗ったから、干すのに時間がかかるらしい。
待ちくたびれて、ウトウト ウトウト。
ママ「クッキー君、もう少しだから待っててね」
今度は 掃除かぁ…。
埃を払ってから化学雑巾モップでフキフキ フキフキ
僕「WONWON!」
あっ、僕の天敵だ〜!
ウィ〜〜ン ゴォ〜 ブゥ〜ン
僕の目の前を行ったり来たり。
僕「こっちに来ないで!」
ウィ〜ン ゴォ〜 ブゥ〜ン
僕の声を無視して、動き回る掃除機。
ウィ〜ン ゴォ〜 ブゥ〜ン
溜まった綿埃と僕の抜け毛を吸い取ってくれる。
でも、僕は嫌い。
ママ「クッキー君、お待たせ」
僕「もう終わった?」
ママ「うん、出て来て良いよ〜」
ヤッタァ!
前足ズリズリ ズリズリ。
あれ?
まだ アイツがいる…
(;¬_¬)ジー
僕「WONWONWON!」
掃除機「………」
ママ「もう動かないよ」
僕「動かなくても嫌い!」
見ない振り、見ない振り
前足でバックオーライ バックオーライ
もう大丈夫かな?
ゆっくり顔を上げてみよう。
どうかな?
あっ、まだいる!
僕「早く片付けて〜!」
恐くて安全地帯から、出られない…。
ママ「片付けて来るね」
ママが掃除機を階段下収納庫へ。
僕は ママの後を追いかけて前足ダッシュ!
片づける所を見届けた。
ヤレヤレ ┓( ̄∇ ̄;)┏
平和な時間が戻ってきたな…。
窓際に前足ダッシュ!
よっこらしょ、伏せをしながらボケー
続く
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