山仕事を終え、抹茶の待つ家に向かったのである。
途中立ち寄ったパーキングで、ニャ王が用をたしに行ったのだが、
トイレの前で、何やらウロウロしているのである。
よ:「あんな所で何してる?不審者と思われるよ。」
車で待つ私には、女子トイレの表示の下にニャ王が居るように見えたのである。
何やら可笑しな体制のニャ王。
ニャ王の腕から黒猫ちゃんが、尻尾をピン!と立てて、
足の周りにまとわりついているのが見えたのである。
ニ:「父ちゃん。ボク父ちゃんとお家に帰る〜。てよ♪」
よ:「いやいや。」
しゃがんだ二人の足元に、シャチホコ状態の黒猫ちゃんが居るのである。
持っていたお菓子をあげるニャ王。
ニ:「ごめんね。元気でいてくれな。」
そう言って、パーキングを後にしたのである。
家に帰る前に、ニャ王が夜間にかかった病院に寄り、
先日の清算と再診察を受けることにしたのである。
受付:「今日はインフルエンザの患者さんが多いので、あちらの方で待たれた方が良いですよ。(コソッ)」
二人とも少し焦ったのである。
ニ:(今日、ここで、俺はインフルエンザにかかってしまうのか!?)
よ:(まずい・・・ニャ王は絶対貰ってしまう・・・)
短時間で診察を終え病院を出ると、どこからともなくキジ猫ちゃんが走って来たのである。
よ:「え゛!?どっから来た??」
ニ:「ありゃりゃ〜♪見て見て可愛いでしょ〜。ってよ。」
キジ猫ちゃんもシャチホコ状態でなのである。
よ:「今日はどうしたんやろ?」
ニ:「本当。猫祭りやな〜♪そういう事かもよ♪」
ひとしきりニャ王が抹茶と遊んで(よめにゃんこが急遽ダウン)から、
空港に向かったのである。
午後9時30分。
わが家の新メンバー到着!!
名前は『きなこ』
わが家が四人家族になったのである。