考えてみるとわが家には、『そのうち』ということが結構ある。
中古で手に入れた車は、何度車検を通したのか。
ニ:「ヴィッツ良いよね〜♪」
言い続けているうちに、車自体もどんどん変わっているのである。
よ:「ジャー釜のコーティングも剥がれてきたよ・・・」
言い続けて、伸ばし伸ばしにしていた炊飯器の買い替え。
ある夜のこと。
ニ:「明日、ジャー釜(山)持って行くよ。」
よ:「ん?お父さん、ようやく(明日)ご飯炊いて食べる気になった!?」
それまでは、うちで炊いたご飯を小分けして、持って行っていたのである。
ニ:「ん?いや・・・ジャー釜買ったらしい。けど、下取りに出すのが無いから、持ってきてって。」
よ:「え゛・・・それって、ジャパネットた○たの下取りします!ってやつ?で、うちの!?」
一般的に炊飯器というものは、一家に一台、壊れた時に買い替える物であるはず。
既に山にあった幾つもの炊飯器は、つい最近、
父:「だいぶんキレイになったやろ〜。」
大量の不用品と共に、燃えないゴミとして出してしまっていたのである。
よ:「あの〜うちの炊飯器は?私はご飯無くてもしばらくいけるけど、必ず一日一食はご飯粒を〜!!って(ニャ王)言うやん?!」
ニ:「ん〜〜〜冷凍無かったっけ?」
よ:「あるけど、一つ二つやし・・・」
ご飯を食べられないことに限界を感じたニャ王は、
その二日後には、大型電気店に向かったのである。
ペリペリ!ペリペリ!
よ:「だれねー!ダメよ〜!壁紙食べちゃー!お腹イタいイタいよ〜!」
きなこがかじっていた壁紙を、取り上げたその時である。
き:「キー!!ウキー!!キキキキー!」
ニ:「え゛!?サル!?」
よ:「きなちゃん。怒ったの?そんな声出さんで良いやん。」
ニ:「その気性の荒さ、誰に似たかい!?」
ジーーーー!!
お互い思い当たる節はあるのである。
どんな理由にしろ、炊飯器を買い替えて、今では美味しいご飯が食べられている。
さて、『そのうち』と考えている壁紙は、張り替える事となるのであろうか。
『そのうち』を少しずつ減らしていけたら・・・
そう考える、久しぶりの洗濯日和なのである。