「最近の猫のトイレは、簡単てやろ。買うてきてくんしゃい。」
猫ちゃんトイレを準備するのは容易ではあるが、
誰が世話をするのか?は重要な問題である。
「ペンない!」
「水出てる!」
これまで全て、今は亡き祖父が動いてくれていたお陰で、
ボス(祖母)の生活が成り立っていたのである。
ニャ王の歴代猫ちゃんの中にはボスの猫も含まれていると言うのだが、
世話はママン(ニャ王母)とその外の誰か。が、していたというのである。
パスタ(ギョウ虫)製造機と化した猫ちゃん(トトロ:以前登場)を、
一山超えた場所に
「捨ててきてくんしゃい!」
と祖父に命じた過去は、拭い去れないのである。
「どうする?一緒に住んでるならまだしも・・・毎週、シート交換に来るわけにもいかんし・・・今いる犬達もほぼ無視やのに・・・」
「ばあちゃんには無理よ。そのまま、流しとけ。」
抹茶との生活で幸せを感じてるだけに、沢山の方々に
『猫と同居』をお薦めしたいぐらいだが、
猫ちゃんも人間様同様、ウ○コもするし病気にもなる。
ただ、自分の構いたいときだけ、相手すれば良いという訳にはいかないのである。
権力や武力では、絆は生まれない。
抹茶との生活とこれまでの人生で、ニャ王も私も学んできたつもりである。
ほんの少しの
『ありがとう』の気持ちを忘れないで生きていれば、
物ではない、金額ではない、とても価値のある何かが、そばにいてくれていることに気付くものだと思うのである。
「ありがとね〜♪」ヨシヨシ♪ヨシヨシ♪
“めんどくせ〜な〜”
小さな体の大きな存在の抹茶にも、感謝するのである。