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小梅(東)
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サビ猫2匹、茶トラ一匹、それぞれ生まれも育ちも違う3ニャンズのお話
今年も色々な猫がいろいろなクリスマスを迎えたことと思います。 今日は、近所の「教会通り」と呼ばれている場所に住んでいた 一匹の年老いた茶とらのクリスマスのお話です 2009年9月 この頃私はこの「ベビー」という名前の猫に初めて会いました。 ベビーはちゃーやと同世代と思われます。 ベビーは、この近くで生まれて以来この辺でずっとお世話をしてもらい 比較的幸せに暮らしてきたようでした。 年齢は不明だけれど、ずいぶん長い事この辺にいる、とのことでした。 この場所は、酒田さんと米田さん(仮名)という二人の女性が おもにお世話をされています。 お二人とも長く猫にかかわっています。 私達鬼ババグループとは別の地域猫活動ですが、 外猫の幸せを願う気持ちは同じです。 この場所に暮らしていたのは、ほかにパトカーが2匹と このサビ猫ちーちゃんでした。 ベビーとチーちゃんは仲良しで、一緒にいることが多く 私は二人に会うのを楽しみにしていました おっとりしたベビーとちゃっかりしたちーちゃん あれから5年がたち、ベビーはだいぶ年をとりました。 この夏、ボンちゃんという子猫が現れました。 この奇妙な柄の仔猫の出現で、この場所の猫たちの様子がかわりました。 ちーちゃんは急にどこかへ姿を消してしまい パトカーの一匹は他へ引っ越し、一匹はこの場所に残りましたが あちこちに移動するようにもなりました。 外猫の世界は色々難しいようです いつもここにいるのは、ベビーとボンちゃんだけになりました。 だいぶ痩せてしまったベビー 10月29日、私がこの場所で撮った最後のベビーの写真になりました。 ここを通るたびにベビーの様子が気になり始めました。 このままではこの子は冬を越せないのでは・・・ そんな風に思うほどベビーは弱っているように見えました。 毎日ベビーに会いに来ていた酒田さんは、さぞ心を痛めていたことでしょう。 長年かわいがってきたベビーがあまり具合が良さそうではない・・・ そして11月末のこと 酒田さんはベビーを家に迎えました 先住猫がいるのでお互いストレスにならないよう、別室に。 大好きな酒田さんの家に入ったベビーは、 最初こそ落ち着かなかったものの、暖かい部屋での楽な生活、 大好きな酒田さんといつも一緒にいられるその部屋で 順調に家猫生活をスタートしました。 食欲がもどり、元気になったベビー しかし、それも長くは続かなかったのです。 最近になって、食欲が落ち、水も飲まなくなってしまった せっかくお家に入れたけれど、遅かったのか ベビーにはストレスを与えずにゆっくり暮らしてほしいと思ったけれど このまま死んでしまうのではあまりに悲しい、と 酒田さんと米田さんはベビーを病院に連れて行きました 血液検査の結果は慢性腎不全、極度の脱水、とのことでした 酒田さんは迷いました。 もうすでにかなり高齢のベビーに何をしてあげられるのか、 このままそっとゆっくり暮らしてもらうのが良いのか それとも・・・ 病院で点滴を受けたベビーは、予想よりも元気を取り戻し、 目の輝きが戻り、食欲も出たとのことでした でも通院はベビーにとって大きな負担になる それならばいっそ、自宅で点滴をしてみようか・・・ 段々そういう気持ちが固まり、 病院に行って自宅点滴希望の旨を話し、 実際に点滴指導を受けた それがクリスマスイブの日でした 2年前のベビー まだまだ顔つきも体つきもしっかりしていた。 ベビーの腎臓の数値は決して良いものではありません。 今年のこの寒さの中、あの時お家に入らなかったら、 ベビーはクリスマスを迎えることが出来なかったかもしれません。 かと言って末期の腎不全というわけでもありません。 自宅で点滴をすることで少しでも元気を取り戻してくれたら・・・ もう少しベビーと一緒にいられる時間が増えたら・・・ そんな酒田さんの思いが ベビーのシニアライフの次のステップにつながったのです クリスマスイヴに新しいスタートを切ったベビーと酒田さん せっかく幸せな酒田ベビーになったのだから 少しでも長生きしてほしい、 周りの人皆がそう願っています ベビーにあの場所で会えないのはさびしいけれど これからは大好きなママのところで のんびり暮らしていってね。 ママはあなたと少しでも長く一緒にいたいと思っているのだから ベビーも頑張ってね。 良いクリスマスになったね、ベビー
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