ｺｰﾄが乱れてる?
僕も 朝ご飯を食べた後
ﾏﾏは 食器の片付け｡
僕は 日向ぼっこしながら待ってたよ｡
｢まだかなぁ〜｣
ﾏﾏの行動を 伏せたり､お座りしながら じｰっと 目で追い掛けちゃった｡
でも､静かに待ってたら 首輪とﾘｰﾄﾞ､ｺｰﾄ､靴下を持ってきたのが見えて､嬉しくて ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝﾀﾞﾝｽしちゃった｡
お利口にしてると 良いことがあるよね〜｡
｢お待たせ〜｣
｢さぁ､行きましょう｣
ﾊﾟﾊﾟに｢行ってきます｣の挨拶してlet's go!
ﾊﾞｷﾞｰから見た景色は
日陰の雪が残ってるのが見えたよ｡
遊歩道に着いてから車椅子に乗り換えて
ﾃｸﾃｸﾎﾟﾃﾎﾟﾃﾄｺﾄｺ
ﾚｼﾞ袋に 美化委員活動｡
おぉ?
今日は ﾀﾊﾞｺの吸い殻だけかな?
いつもに比べたら綺麗かも〜｡
ちょっと(^-^)気分で 前進｡
｢ﾏﾏ､ちょっと待って｣
立ち止まった｡
｢どうしたの?｣
ﾏﾏが周りを確認｡
｢ｽﾑｰｽﾀﾞｯｸｽちゃんがいたのね｣
小学生の姉妹?がｽﾑｰｽﾀﾞｯｸｽちゃんとお散歩中｡
あの子､まだ若そうだ…
って 警戒してたら､ｽﾑｰｽﾀﾞｯｸｽちゃんが 僕に気がついて､はしゃぎながらこっちに向かって来ようとした｡
姉妹のお姉ちゃんらしき子が｢ﾀﾞﾒよ!｣って､叱って 僕に近付かないようにしてくれた｡
そしたら､妹らしき子が 僕に近付いてきたよ｡
｢触っても良いですか?｣
ちゃｰんと 挨拶しながらね｡
ﾏﾏ｢恐がりさんだから､頭じゃなくて､胸とか背中を撫でてね｣
女の子｢ねぇ､この子､どうしたの?骨折?｣
ﾏﾏ｢骨折じゃなくてね､病気で神経っていうのが死んじゃって､歩けなくなっちゃったのよ｣
女の子｢ふぅ〜ん………
ねぇ､神経治ってね｣
ﾏﾏ｢ありがとう｣
そんな会話のやり取りしてる間は お姉ちゃんらしき女の子は､遠くから 僕達を眺めてた｡
僕は､優しい子に撫でられてたから 吠えなかったよ｡
そしたら お姉ちゃんらしき女の子が｢○ちゃん､もう行くよ〜!｣って 妹らしき女の子を呼んだからﾊﾞｲﾊﾞｲした｡
女の子に励まして貰って今日も1日 元気に頑張れそうだな〜(^-^)v
ﾙﾝﾙﾝ気分のお散歩｡
足取りも軽く､どんどん歩けちゃうぞ!
｢だけど､ｸｯｷｰ君 ｺｰﾄが乱れてますよ〜｣
｢ｺｰﾄが乱れてる?｣
｢良いの､良いの｣
｢今日は､天気も良いし､気分もｱｯﾌﾟ!｣
｢気にしない､気にしな〜い｣
どんどん歩いてたら､あら､坂道手前に着いちゃった｡
ﾊﾞｷﾞｰに乗り換えだね｡
｢ﾏﾏ､お願いします｣
車椅子から降ろして貰って､ﾄｲﾚｼｰﾄにｵｼｯｺ｡
ｽｯｷﾘしたから ﾏﾏにお礼のﾍﾟﾛﾍﾟﾛ｡
｢さぁ､帰ろう!｣
坂道を登って…
また下って…
僕の街は 坂道のｱｯﾌﾟﾀﾞｳﾝが 凄いの｡
｢ﾏﾏ､大丈夫?｣
後ろを振り向いたら､ﾏﾏと目が合っちゃった｡
｢今日は買い物袋がないから大丈夫よ｣
｢うん､大丈夫なら安心したよ｣
また前を向いてたら
｢ｸｯｷｰ､今日は富士山が綺麗に見えるわよ｣
｢写真 撮れるかなぁ〜｣
ﾏﾏは 携帯ｶﾒﾗで 写そうとしたけど やっぱり ﾀﾞﾒだったみたい｡
望遠ﾚﾝｽﾞのついた本格的ｶﾒﾗじゃないと 遠くの富士山は 無理｡
仕方ない､目に焼き付けておこうね｡
今日は こんな感じのお散歩｡
お家に着いたら､ﾊﾟﾊﾟ 今日は 職場にご用があるからって お出かけしちゃったの｡
だから ﾏﾏと2人でお留守番｡
夕飯は ﾊﾟﾊﾟが お鍋の材料を買ってきてくれるから､ﾏﾏはお買い物に行かなくなったみたい｡
さてと､お昼ご飯を食べて のんびりしよう!
残りのわんこ用ｹｰｷがあるから 食べなきゃ｡
賞味期限が最終日だからね〜
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