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太郎のノンビリ日記

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本当の戦いの始まり

登録カテゴリ:健康 投稿日時:2007年11月25日 23時09分

ご無沙汰してしまいました。

ご心配をおかけしていますが、
太郎は身体のあちこちが衰えながらも頑張っていますわーい



この写真は秋に撮ったものです。

太郎の顔が少しやつれてきていますね。
はなの毛も伸びました。


先ずは前回の続きを書かせていただきますね。

何故本当の戦いが始まってかと言うと・・・。




大学病院で処方された副腎皮質ホルモンで、
脳のむくみが取れた太郎は、あっという間に元の元気で優しい太郎に戻った。

ああ、あの一ヶ月は悪い夢だったんだ。
何かの間違いだったんだ!

私も夫も安心したし、大喜び。
太郎が元に戻ったんだ。
久しぶりにゆっくりと眠る夜。

でも、それはやっぱり一時的なもので、太郎の脳腫瘍は間違いなく存在してた。
その証拠に一ヶ月もすると薬で脳のむくみが抑えきれなくなる。
腫瘍が大きくなるからだ。薬を増やさないと、症状が出てくる。

それも嫌な症状ばかり。

飼い主にも不機嫌。
薬の副作用で食欲が凄くて、オヤツを持つ飼い主の指も一緒に咬んでしまう。
凄く痛かったけど、心の傷の方が痛かった。
太郎がこんなことするなんて・・・
涙が止まらなかった。傷は今でも残っている。

他にも、いつまでも、止まることなく くるくる回る。
右半身がふらつく。
変な声でギャンギャンと意味も無く吠える。
そこいらに排泄してしまう。

温厚で優しい太郎は何処に行ったのか?
目の前に居る柴犬は誰???

きっと太郎自身も困っていたんだろう。
頭も痛かっただろうし、苦しかったと思う。

ホームドクターと相談しながら、薬を増やす。
薬が増えると副作用で寿命を縮めてしまう。
それでも増やさないといけない。
太郎を頭痛で苦しませたくない。

脳腫瘍が刺激でけいれんが起きたり、突然死したり、
突然倒れて頭を打ったりすると致命傷になりかねない。
何が起きてもおかしくない、と
ホームドクターが教えてくれた。

ここでハッキリと意識する。
1か月から1年の余命。
調子が良くなった時、この調子なら最低でも一年は大丈夫と思っていた。
何の根拠も無い安心が一瞬で吹き飛んだ。

時限爆弾のスイッチが入った。
いつ爆発するか分らない。
解除は出来ない。

薬の量のコントロールが出来ると、
くるくるまわったり、ギャンギャン吠えるという行動はおさまる。
食欲は相変わらず。副腎皮質ホルモンの副作用の、食欲亢進と多飲・多尿だ。
オヤツを手から与える事をやめた。一緒に指を咬まれるからだ。
触られるのが嫌いになり、あまり触らせてくれない。

少し落ち着いたかと思うと、また症状が悪化して薬を増やす。
症状にあわせてイタチゴッコのように薬を増やす。

そうやって小康状態を保ちつつも、
腫瘍が大きくなっているせいか右半身の麻痺が進んでくる。

怖い。辛い。逃げ出したい。
でも、太郎をちゃんと看てあげたい。
相反する気持ちが交互に出てくる。

仕事や買い物の帰りに、このまま家に帰らず、
どこかへ逃げてしまいたいと何度も思った。

でも、必ず真直ぐに太郎の元へ。

太郎の病名も分からず、不安にかられて泣いていた5月の涙とは違う涙が出る。
一日に何度も泣く。友達と話していても泣く。
どうしようもない気持ち。本当の戦いが始まったんだと思い知らされた。

そんな私に はなの存在は大きかった。
マイペースで、飼い主の雰囲気を読んだりするのは下手な はなだけど、
いつも元気な「野生児」は、少しずつ元気をくれた。

太郎の世話ばかりに気をとられて、寂しい思いをさせたと思う。
でも、ブラッシングや抱っこする時、凄く嬉しそうに駆け寄ってこられると
「私、しっかりしなくちゃ」と思うようになった。


苦しかった。今でも思い出すのが嫌なくらい。
本当に苦しかった。
暫くはここにも書くことも出来ないくらい苦しかった。

今だから、やっと書けた。

落ち着いてきてからは、友達が探して教えてくれた
ペットの悪性腫瘍の治療について書かれた本を取り寄せたりした。
他にも老犬介護やペットの病気に関する本を読んだ。

同時進行で、太郎の病気を受け入れる事が出来るようになっていった。
どんなに性格が変わっても、姿が変わってきても、太郎だと思えるようになった。

こうやって少しずつ太郎の病気を受け入れる事ができて、
今はペットロスの本も読んでいる。
読みながら、本の中の事例と太郎と重ねてしまい、泣いてしまうけど。

夫と、「太郎を看取ったら、火葬してあげようね」
「遺骨はどうしようか、お庭に埋めてあげると、
万が一引っ越した時に掘り起こさないと連れてってあげられないし」
などと不謹慎ともとれる会話も出来るようになった。

右半身が利きにくく、尻持ちついたりしている太郎に
「ホレホレ、しっかりしいや」などと明るく声をかけながら手助け出来るようになった。

より良く生きて、より良く最期を迎えようね、太郎。
飼い主は強くなったよ。頑張るからね。




皆様へ


あまりに長くブログを更新しなかったため、
皆様には最悪の事態を心配させてしまった事と思います。すみませんでした。

自分では直ぐに続きをと思っていたのですが、
いざとなると余りにも辛くて、なかなか書けませんでした。
思ったより立ち直ってなかったようです。

今は大分落ち着き、元気になり、やっと書けました。
今後はコマメにブログを更新したり、
皆様のブログにもお邪魔させていただきたいと思います。
どうぞ、これからも宜しくお願いしますわーい














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