2005年12月中旬
ヤマトの様子が最近おかしい。
・食欲がない
・一日中寝ている
・猫じゃらしにあまり反応しない
・呼吸が早い
でも夜になると、ベットの横で私が布団に入るの待っててくれました。
ヤマトどした?気持ち悪い?
そんな感じが続いたんですが、年末だったのもあって医者へは連れて行きませんでした。
2006年1月7日
ヤマトを医者へ連れて行きました。ちょうど家に来て一年になるので予防注射もしてもらうつもりでした。『予防注射をお願いしたいんですが、最近食欲が無く、呼吸が早い気がするんです…』
『・・・・。血液検査します。』先生の表情が変わった。
検査結果、白血病ウィルス感染症陽性反応。
今でも忘れません。陽性反応の赤い線。
先生は怒った様に、
『発症すると三年以内に約80%が死亡します!』と壁をバン!と叩きました。
ヤマトの症状を診て発症していると確信したんだと思います。
立派な設備等の無いこの病院では治療出来ないと判断したのでしょうか。
詳しい説明も聞けず、漢方薬をもらって帰されました。次の予約もしてもらえずに。
私はこの時、言っている意味が理解出来ずヤマトを車に乗せ、姉に電話しました。
『ヤマト、白血病なんだって…』
ここで、"80%が死亡する"と言う事が現実的な感情に変わり泣きながら説明しました。
姉は電話口でヤマトの鳴き声が聞こえたみたいで、
『ヤマト鳴いてるよ。とりあえず気をつけて家に帰りな。』と。姉も泣いている様子でしたが、私を落ち着かせる為に冷静に帰る様に指示してくれました。
隣を見ると、不安そうに私を見上げるヤマトがいました。そうか。早く帰ってヤマト休ませなきゃだ。
その時、病気に関する知識がまったく無く、白血病って何?ヤマト死んじゃうの?いろんな事を考えました。ヤマトを家に降ろした後、病気に関する本を買いに行きました。
まだ希望はある様な事が書かれていました。
別の病院に連れて行こう…。
=ヤマトへ=
近くの山が黄色や赤色でとっても綺麗だよ。