昨日の朝の事である。
ケポッ・・ケポッ・・・ケポッ・・・
「どうした?まっちゃん!?具合悪い??大丈夫?!」
抹茶が急に吐いたのである。
急に寒くなって、風邪でもひいたのかと心配したのだが、
相変わらず、ニャ王を起こすまでの間、私は追いかけられ、
「いててて・・・」
『母狩り』の餌食となっていたのである。
「これだけ元気なら大丈夫よね・・・」
「そろそろ、山に行く準備してくださ〜い。起きて〜。」
ニャ王を起こしたのである。
「今日は寒いなー。」
さすがのニャ王も、季節を感じたのである。
ニャ王が目覚めるには、しばらく時間がかかるのである。
“さっきまでと言ってること違うじゃない
ちょっとだけ素顔見せたけれど
ずっとイライライライラしては私をモノみたいに扱って
さっきまでと言ってること違うじゃない”
(アニメbleachの以前のオープニング曲:SCANDALの少女S)
ボス(祖母)からの着信なのである。
土曜の時点でウダ男とニャ王が、
「月曜に来るようにするから。」
確約していたのであるが、
ボ:「今日は来んでよかよ。寒か。風邪でもひいたらいかん。」
去年のこと。
ボ:「雪用のタイヤ、早よ付けて来てくんしゃい。」
とまで言う人が・・・
よ:「来んでよかってよ・・・」
携帯をニャ王に差し出すが、
ニ:「なんで渡すねん・・・」
話をしてもらうことにしたのである。
ニ:「父ちゃんがして欲しいことあるから来てくれんかいって言いよらしたもん。ばあちゃん、父ちゃんに聞いたね?二人来んでもよかって言いよらしたね?」
ボ:「・・・あんたから言うてくんしゃい。」
ニ:「なんか、来て欲しくない理由があるんやろ。」
よ:「また、三枚舌子さん来るんやない?」
ニ:「たぶんな。」
その昔、ボスからお金を借り、返済を口にした途端、ボスの悪口をふれ回った人なのである。
おじいちゃんが危ないと聞きつけてから、また入り浸っている口の巧い人なのである。
砦となっていた『おじいちゃん』と『ママン』がいないことを良いことに、ニャ王と私がいない時は、ほぼ居るらしいのである。
「会うたら会うたで良いやろ。」
挨拶をしても、なぜか二人とは、絶対!に目を合わそうとしない『二枚舌子さん』なのである。
途中の車の中で、
「まちゃおくんのケポッケポッは、おばあちゃんの電話の前か。」
以前にもおばあちゃん以外で、同じ状況があったのである。
なんで私だけ。
私がこれだけしてるのに、私の事は誰もわかってくれない。
タイプの人が、抹茶は苦手なのである。
「なるほどね・・・」
ボスの意向は置いておいて、二人が山に向かったのは、言うまでもないのである。