ネコタワーから落下した事を受け、先月、早朝から帰宅すると日付がかわるような状態で働いたニャ王の頑張りで、抹茶は個室を手に入れたのである。
折り畳むとベッドにもなるという、ソフトタイプの物である。
よ:「うわっ!かわいい!」
ニ:「おっ!これまちゃおに良いね〜♪」
三角屋根の家の形をしたネコちゃんハウスである。
よ:「でも、これ小さいよね。」
ニ:「靴の箱ぐらいのおっきさでも喜ぶんやから、いけるやろ〜。」
よ:「そうやけど、ゆったり寝かしてやろうよ。」
ニ:「せやな。」
在庫を見たが、『Sサイズ』しかなかったのである。
残念ながら、一戸建ては手に入れられなかったが、抹茶は個室を与えられたのである。
そしてなんとこの私も、発売したばかりの画面の大きな『DS』を与えられたのである。
「おじいちゃんに、習字なろとけばよかったな・・・」
山に行けば何かとする事があって、習字の先生でもあったおじいちゃんに、ゆっくり教わる事がなかったのである。
というわけで、『美文字トレーニング』を与えられたのである。
よ:「スーツと靴買った方が良いよ。」
ニ:「いいや。俺のはいい。」
よ:「今からもっと寒くなるよ。冬のスーツ持っとかな。」
なぜか、『ユニクロヒートテックタイツ&長袖シャツ』
世の中の人は、コートにマフラー、手袋の装いなのだが、なぜ中なのか!?
周りから見ても、
「おかしな人やと思われるよ〜。」
それでも中なのである。
打って変わって抹茶は、昨夜よりは興味を示し、個室の中には入るのだが、
「ブーコー♪ブーコー♪ブーコー♪ブーコー♪」
毛布をもみ洗い?!した後、コタツ布団の上でお休みである。
こちらは、外なのである。
抹茶の背中を見つめながら、
いつかニャ王と私の間で、寝てくれる日は来るだろうか。
そんな私は、間なのであった。