ご飯タイムじゃないと
なかなか3ショットが撮れない〜!
仲良くなったけど
まだまだ先輩たちの
暗黙のルールみたいなのが
つかめてない ベビおぼん。
時々 おちちを求めて
オィラの腹に潜り込もうとするぜ!
おぼん…失礼だな( ̄ι ̄;)
母乳で膨らんでるんじゃなくて
これはメタボ腹だっちゅーの!
ガ━(;?□?;)━ン!!
一滴も おちち出ませんから!(怒)
母ちゃんが恋しいのは
おぼんだけじゃないぜ!
坊っちゃんも同じだぜ!
今日 坊っちゃんは
「母をたずねて三千里」ならぬ
「母をたずねて12〜3?」をした(笑)
下級生二人が 昼に坊っちゃんを
誘いに来たんだ。
坊っちゃんは六年生。
誘いに来たのは四年生と三年生。
ここらへんは過疎地で
小学校は小規模校だから、
運が悪い学年は 男子が二人しかいない
とか そんな田舎です。
だから 学年が少々違っても
先輩、後輩、関係なしです。
三年生が「○○行こうゃ!」と
12〜3?離れたショッピングセンターに
行こうと言い出したみたい。
坊っちゃんは六年生だし
「そんなとこダメなんじゃない?」と
二回止めたらしいけど結局出掛けた。
母ちゃんはそのショッピングセンターの
中にある雑貨屋で働いている。
ばあちゃんにも 姉ちゃんにも告げずに
坊っちゃんは 二人の下級生と
ひと山越えた町にあるショッピングセンターを目指した。
本当の事を言って 許してもらえるはずもないから。
校区外どころか ショッピングセンターに
着くまでに 三つの小学校を
通り過ぎるんだから
簡単に言うと「ずーーーっと向こう」に
ショッピングセンターはあるのだ。
母ちゃんが働いている店に入って
坊っちゃんご一行三名様は
「自転車でここまで来たんだぜ!」と
達成感に満ちた顏で母ちゃんに言ったみたい。
予想に反して 母ちゃんは
「あんたたち!何で来たの!帰りなさい!仕事中だから、相手出来ないんだよ?こんな遠くまで来たらダメ!」と言った。
お盆で店内は混み合ってて
母ちゃんは仕事から手が離せなくて
帰りなさい!しか言えなかったみたい。
時々 店の前をウロウロしてる坊っちゃんたちの姿を見て、
どうせ誰にも言ってないんだろうなとか
後で下級生のお母さんたちにお詫びをしないと…とか
無事に帰ってくれたらいいけど… と
落ち着かなかったみたい。
母ちゃんが帰宅して、坊っちゃんに
「どうしてあんな遠くまで下級生を連れて自転車で来たの!」と
心配のあまり 叱っていた。
坊っちゃんは黙ってしまった。
おっきい姉ちゃんが
「F君のお母さんから電話があって、○○公園で姿を見たので安心してくださいって言ってたけど、何かあったの?」って話した。
やっぱり 突然行方がわからなくなった
三人を探して 下級生の母ちゃんたちが
あちこち電話して探したみたい。
母ちゃんは下級生の二人の家に
お詫びの電話を入れていた。
そこのお母さんも 「絶対うちの子がしつこく誘ったに決まってる!だから叱らないであげて?」って言ってたみたい。
母ちゃんは 黙る坊っちゃんを見ていた。
坊っちゃんがポロンと泣いた。
母ちゃんが 坊っちゃんを抱き寄せたら
坊っちゃんがいっぱい泣いた。
母ちゃんが
「よく来たね。よく無事に帰って来たね。母さんに会えて嬉しかった?」と聞いたら
「うん」と言ってまたいっぱい泣いた。
おぼんも坊っちゃんも
母ちゃん大好き 母ちゃんが恋しいんだ。
でもオィラはおちち出ないから!
母ちゃんも出ないから!(笑)