助けなきゃ!
続き
ビスヶとの修行が終わって一休み。
ハァーハァー ハァーハァー
呼吸を整えていたら、どこからか 聞き覚えのある声。
「クッキーさ〜ん」
ん?
その声は、メロンちゃん?
どこから、聞こえて来るんだ?
キョロキョロ キョロキョロ
あっ、いたいた〜!
メロンちゃん「クッキーさん、助けて下さ〜い!」
ふと見たら、メロンちゃんがビスヶのお腹に吸い込まれて行く。
僕「今 助けてあげるからね〜」
ビスヶ「ここまで、お〜いで〜」
ポーーーーーン
小悪魔になったビスヶが頭上を飛んで行った。
僕「おい、こら!」
「僕に負けたからって、メロンちゃんを人質に取るなんて卑怯だぞ!」
タッタッタッタッタッタ〜 キャッチ!
安全地帯にタッタッタッタッタッタ〜
小悪魔ビスヶをひっくり返して カミカミ カミカミ
メロンちゃん「クッキーさ〜ん」
メロンちゃんが、小悪魔ビスヶのお腹から 必死に
SOS。
僕「もう少しだから、待っててね〜」
マジックテープをカミカミ カミカミ
あっ、隙間が開いたぞ!
よし、お鼻突っ込み作戦にしよう!
僅かな隙間から、お鼻を突っ込んで ツンツン ツンツン
ビリ ビリビリ ビリビリビリビリ〜
ヤッタァ!
メロンちゃんの頭が見えてきた〜!
僕「口にくわえるから暴れないでね」
メロンちゃん「はい、お願いします」
メロンちゃんの頭を 優しくくわえて ヨイショ!
ワァィ!
救出大成功〜!
メロンちゃん「クッキーさん、ありがとうございました」
僕「最後、くわえちゃったけど痛くなかった?」
メロンちゃん「はい、大丈夫です」
メロンちゃん、僕に助けて貰って 満面の笑顔。
僕、素早く救出出来て 嬉しいな〜
ハァーハァー ハァーハァー
なんだか、息が上がってきたみたい。
今日のおもちゃ遊びは、これで おしまいにしておこう。
メロンちゃんとビスヶは、
おもちゃ箱に帰って行った。
続く
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