近頃、昔の闘争心を呼び覚ますかのように、
映画『クローズ』を、何度も繰り返し見ているニャ王。
薄々感づいてはいたのだが、そっとしておくつもりでいたのである。
『パンチのきいた嫁』と『可愛い息子』との生活の中で、
『去勢した雄猫』となっていたニャ王だったのだが、
どうも、『眠れる獅子』を起こそうとする動きが目に付き始めたのである。
出逢った頃のニャ王といえば、山田くん演じる『芹沢』そのものであった。
どこか異質で、小さな身体で何か大きなものを背負っている。
今時の子のはずだが、目の奥に『光』を持った力強さを感じ取れた。
真の強さとは・・・
ニャ王自身、少しずつ気づき始めると同時に、
動物だけには見せてきていたはずの、
『嘘、偽りのない優しさ』を、兼ね備えていくこととなるのである。
気付く事で新たにうまれた繋がりは、
『感謝』としか言いようのない、
素晴らしい出逢いとなって広がっていたのである。
よ:「せっかくおとなしくなったっていうのに、わざわざ起こしてくれんで良いのにね〜。ギャハハハ!」
ニ:「大丈夫!キレん自信はある。」
よ:「とか言いながら、理不尽なことしたり言うたら、私がキレるやろ。」
ニ:「だから、俺はおとなしくなれたんやって。なははは!」
毎日のように報告される『理不尽』な出来事。
よ:「それはおかしいやろ〜(ボソッ)」
ニ:「出たな!クレーマー!ギャハハハ!」
よ:「え゛??変な事言ったっけ?!」
ニ:「間違った事は言ってない。けど、うちの嫁さんテレビにまで意見して、パンチきいてるな〜と思ってさ♪」
優しさと繋がりを運んで来てくれた『抹茶』
突発的な状況に慌てない事を教える『きなこ』
わが家はまだまだ『人間力』の強化、訓練中だと思う、今日この頃なのである。