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小梅(東)
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サビ猫2匹、茶トラ一匹、それぞれ生まれも育ちも違う3ニャンズのお話
公園の胡桃ちゃん いえ、正確には公園にやってくる近所の飼い猫、本名〇〇ちゃん。 この何ともユーモラスな風貌と 純血種の飼い猫ならではの品格というかオーラと言うか、 とにかく面白いヤツなのです。 ところが今、この子が公園の問題児となっているのです 胡桃が最初に公園にやってきたのは、多分2012年1月頃のこと、 つまりもう二年近くになります。 最初は時々ふらっとやってくるくらいだったのが、 今年に入って当たり前のように毎日やってくるようになりました。 飼い猫だと言うことは当時からわかっていましたが、 お家がどこだかずっとわからず、 飼い主さんとの連絡もとれませんでした。 飼い猫とわかっているのならご飯はやるべきでない、のか、 いやいや、お腹をすかせているのなら、食べさせるべき、なのか 公園仲間の間でも二派に分かれました。 結局胡桃にはしばらくの間ご飯をやっていました しかし胡桃は、段々公園に入りびたりになり、 一体お家に帰っているのか、お家でご飯を食べているのか、 飼い主さんはどう思っているのか、 色々と疑問ばかりが膨れ上がっていました。 堂々たる体格の胡桃の飼い主さんとたまたま接触ができたのは 今年の夏でした。 私たちのリーダーである猫崎さんあてに電話が・・・ その内容はというと 「公園で勝手に餌付けをされたので、〇〇は家に帰ってこない。 公園の野良ネコと一緒のご飯などとんでもない。 それに、勝手に違う名前をつけて呼ぶなど論外。 今後一切〇〇にはご飯を出さないでほしい。」 それを聞いて私は猫崎さんがよく切れずに話してくれたと尊敬しました。 私だったらブチ切れていたところです 胡桃を一日外に出しているのは誰 一年半も放っておいて、今更何 そんなに大事なら、外に出すな これは公園猫のおはぎ 「この黒猫さんたちは親子かなにかですか?」とたまに聞かれるけれど 全然違います。 おはぎはいわゆるMIX猫だけれど、 胡桃はスコティッシュホールド、 純血種のお坊ちゃまなのです。 純血種だから何 飼い主に「胡桃には餌をやるな」と言われて以来、 私たちはそれに従うしかなくなりました。 しかし、突然ご飯をもらえなくなった胡桃はおだやかではありません。 理解できません。 何でもらえないの、せっかく来てるのに そしてそのイライラは公園猫たちに向けられました 臆病で気の弱いメス猫がターゲットになってしまい、 胡桃はその子たちをどかせて強引にお皿のご飯を食べるように・・・ そのせいで、そのメス猫たちはびくびくしながら食べる日々が続いています。 近くまで来られないことも 胡桃を阻止するのは非常に大変です でも胡桃は何も悪くない。 邪険にすることはできないし、かといってご飯はやれないし 私たちが日夜一生懸命お世話をしている公園猫たちは 乱暴な胡桃を嫌がっておびえているし・・・ 飼い主さんに再度話し合いを求めるメールを送っても返答はなし。 公園の猫ボラごときと話すことはない、と思っているのでしょう。 これ以上どうすることもできません。 いわゆる「デキる女」らしい飼い主さん、 飼い猫のことに関しては、デキていない女なのです。 胡桃は公園の真ん中で堂々と毛づくろいをしたり、 寝てしまったりするので 「あの猫、動かないけど大丈夫ですか?」とか 「深夜にベンチで寝てたけど、大丈夫なんですか?」などと聞かれます。 怖い思いなどしたことがないのでしょう。 でも、世の中は危険がいっぱい お家のある子はお家に帰ってほしい でも胡桃は帰ることを選ばず、家でご飯を食べることを選ばず、 今日も公園に来ています。 公園に来る胡桃は実に生き生きとして楽しそう ご飯を出さない私達にもすりすり甘えてきます。 ご飯がもらえなくなってからというもの、 地面にこぼれたカリカリを拾い喰いしたり、 公園の子の食べ残しを見つけてはお皿を舐めつくしたりする胡桃、 純血種のお猫様のやることではないでしょう 飼い主さん、あなたの大切な〇〇ちゃんは、こんなことをしています あなたの猫ちゃんは幸せなんでしょうか。 胡桃がどうしても公園に来るのであれば、 飼い主さんと私たちが連携して、 胡桃が一番幸せなようにしてやるべきではないのか でも先方が対話のテーブルについてくれなければどうしようもないのです。 私たちがこんなに色々悩まされているとも知らずに、 胡桃は明日もきっと、鈴の音を響かせながら るんるんと公園にやってくるのでしょう
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