おじさんは土下座する勢い。
「お願いします!私が責任持って、終生可愛がりますから…!!」
落ち着け〜!
何だか解らんが、落ち着けぃっ!!
「いきなりそう言われても…。」
私の困った顔に気付いたおじさんは、ふと我に返った様子。
兎も角、事情を聞いてみると…
おじさんの実家の白いわんこが、ガンになり、若くして亡くなってしまい、
その子を一番可愛がっていた姪ごさんは、病気に気付けなかった事を悲しみ、
ペットロスからか、心が折れた様になってしまった…。
良く似た子犬を連れた人(私)が歩いていたのを見て、
姪ごさんの回復のキッカケになるかもしれないと思い、ついつい取り乱してしまった…。
……。
りゅう・しおんは、近所のお宅に、
ゆずは親戚の家に。
ももは、手元に残すつもりだったのですが。
「急な話しですので、家族と相談します」
おじさんの連絡先を聞いて、その日はお引き取り願いました。
ノンビリした生活が、終わりに近づいて来た様です…。
続く