今朝は珍しく、ニャ王の出勤について行こうとする抹茶。
「待っててね。父ちゃん頑張ってくるからね。」
そう言って、ドアを閉めたのである。
ニャ王を送って帰宅。
居間へのドアを開けると、タワーの上で玄関側に背中を向け、
寝そべっている抹茶がいるのである。
「ただいま〜。」
無視である。
「あれ〜?抹茶くんは、お休み中か・・・」
尻尾で返事である。
「さてと・・・お天気悪いけど、洗濯しとくか・・・」
独り言をいうタイプではなかったが、
抹茶が来てからというもの、ずっと喋っているのである。
「ん?」
「あ゛・・・」
「これか・・・」
抹茶トイレに、丘が出来ている。
“ボクちょっとウ○コしたくなってきたかも・・・独りの時したくないんよね・・・”
意外と潔癖症の抹茶は、自分のウ○コがあるだけで、小さい方もしないのである。
おそらく今頃、
後追いする抹茶の姿を思いながら、
「父ちゃんは息子のためにも、頑張るぞ〜!!」
ニャ王はそう言っているに違いないのである。