(上:液晶テレビを横断中)
ニャ王は、お尻に火がつかないと動かないタイプである。
それでもキッチリ、完璧な仕事をするので不思議である。
かたや、決まった予定は前もって準備し、安心したいタイプなのだが、
結局終わってみると、何か一つ抜けがあったりするのが私である。
運転免許証の更新が、誕生日の前後1ヶ月の猶予があるというのに、
なかなか行こうとしないニャ王に、
「いつ行く〜?また突然の予定変更!重なったりするかもよ〜。行ける時に行っとかんと!」
「うーん。」
いつもの事ながら、イラッ!としていたのだが、
ようやく、誕生日の1ヶ月後、間際に行く事になったのである。
確か、前回の更新もついて行ったはず・・・
ニャ王の免許証は、まだ『青』なのである。
我が家では、古い免許証を『お持ち帰り』しているのだが、
「うわ〜別人やね〜。こっちの人、この顔にピンときたら・・・やん。優しくなったね〜。」
ニャ王の荒々しさは消え去り、『仏像』を思わせる雰囲気さえ、備わり始めてきているのである。
(ふっくらし、目が細いだけですが・・・)
「年とともに、良い顔になれたら良いね・・・」
日頃から話してはいたのだが、こんなに明確に比べられるのも、免許証ぐらいではないだろうか。
あいにく私はというと、『ゴールド』ではあるが、歳には勝てない状況になってきているのである。
「私は逆に、変わらんね(若い)〜って言われたいね〜。」
環境や心の在り方で、人はどんどん変わっていけるものだと思うのである。
「子猫の時の写真は可愛いよな〜。」
猫といえども同じである。
今となっては、あのカワイ子ちゃんは何処へやら?!
“何回止めるつもりだ!起きろ!!”
アラームを止める姿に見飽きた抹茶は、携帯を私の頭に落として起こしてくれたのである。
「起きます・・・おはよ・・・」
私だけが成長していないのか?!
改めて思う、今朝の出来事なのである。