よ:「あれ?!」
今まで、
パ〜ンチ!!
キ〜ック!!!キック!キック!
“遊べー!相手しろー!”
私の横で、
ガッシャン!ガッシャン!!
していたはずの、抹茶の姿が見当たらないのである。
よ:「また、こっそり何か(いたずら)してるのか?!ま、いっか。」
好きにさせていたのである。
“♪♪♪♪〜♪♪♪♪〜”
“オフロデヨンデイマス”
よ:「え゛!?」
ニ:「ビシッと決めた抹茶君が、出ますよ〜♪」
浴室のドアを開けると、
“どやっ!?ボクきまってるやろ!?”
オールバック?!の抹茶があごを上げ、誇らしげに出てきたのである。
よ:「お〜♪まっちゃくんかっこいい〜♪男前になったやんね〜♪」
浴槽に浸かるわけではないが、お風呂好きである。
よ:「しかし、濡れても小さくならんよね。」
“クン♪クン♪クン♪クン♪”
しばらくの間続く、私の回りで聞こえる鼻の音。
まだ入っていない私に、
“ボクはきれいになったもん♪母ちゃん臭うんじゃね〜?!”
入浴後、
“クン♪クン♪”
“なでなでさせてやっても良いぞ〜♪
頭をつき出したら
『合格!!』
抹茶チェックが、わが家の決まりとなりつつあるのである。