１０年の公園生活を終えたトミーのお話 | 小梅（東）のMY ROOM - ペットストリート

今から５年近く前、

猫崎公園の猫の事を何も知らなかった頃です。

公園を通ると、この猫はいつもいました。

そして、人懐こく、誰かのお膝に乗っていることも多かった


何でこんな良い子がお家にもらわれて行かないのだろうか・・・

いつもそう思ったものでした。







トミーは今から１０年ほど前、公園の近くにあったお家で生まれました。

そこは猫がそれはそれはたくさんいたそうですが、

飼い主さんが亡くなり、生きていかれなくなり、

公園に来て命をつないで行った子もいたそうです。

その中の一匹がトミーだった



兄弟もいたそうですが、トミー以外の行方はわからない。

トミーは持ち前の良い性格で多くの人に愛され

公園の人気者となったのでした



数年前、猫ボラ猫崎さんをリーダとするグループが出来、

以来公園の猫たちは外猫としては比較的良い状態で暮らしてきました。










今年の１１月のこと、

トミーの左目は腫れあがり、治療が必要になりました

お世話になっている病院で預かってもらっていたトミー、

この時、私は思ったのです。


「トミーはすぐにでも飼い猫になれる」と。






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　

そして一か月後、トミーは家猫になっていました

引き取ってくれたのは、ほかでもない猫崎さんだった・・・


公園仲間は皆それぞれ猫を引き取れない事情を抱えています。

が、猫崎さんはトミーなら大丈夫！と確信してトミーを迎えました







トミー

　　　ボクは大きなハウスで暮らすことになったよ

　　　公園にはもう戻らないけれど、みんな元気にしているかな



　　　時々公園の仲間たち(人間）が僕に会いに来るよ

　　　せっかくだから、遊んでやったりしてるんだ



　　　もう目もすっかり良くなったから、病院にも行かないんだ







　　家の猫は、こんなのを買ってもらえるんだね

　　キャットタワーって言うんだよ

　　これはね、シニア用で段が低かったり、板にクッションが入っていてやわらかかったり

　　色々シニア猫に配慮があるわけさ



　　ボクはこのタワーハウスが気にいってるんだよ。



　　ああ、お家はいいなあ

　　あったかいし、ご飯も間違いなくもらえるし






毎晩ママと遊ぶんだよ

まだまだ公園で走り回っていたのが抜けなくてさ

夜中まで遊ぶんだ。楽しいよ



今まで10年の公園生活も楽しかったけど、

これからお家での生活はきっともっと楽しくなるだろうな、

又１０年、元気でいなくちゃ