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小梅(東)
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サビ猫2匹、茶トラ一匹、それぞれ生まれも育ちも違う3ニャンズのお話
きいちゃんに初めて会ったのは5年くらい前のこと。 軽井沢に古くからあるお土産屋さんにいました。 小梅母がこんなサビ猫が気にならないわけがありません。 私がこの場所を訪れるのは春、秋の2回か3回くらい。 いつも会いに行くのが楽しみになりました。 70代後半の猫好きのご夫婦が ある日迷いこんできたきいちゃんをこの店にずっと置いてくれていました。 小さくてなんとも愛らしいサビちゃん。 お店の前のちょっと広いスペースでいつもこのお店を見守ってきました。 私もきいちゃんを訪ねるうち、このお店のご夫婦ともすっかり顔なじみになりました。 さあ〜〜っ、今日も一日がんばりますよ〜。 と朝の掛け声をかけるきいちゃん。 もう20年ここでお世話になっていました。 これはおととしくらいの写真。まだ元気でした。 ほらほら、あなたたち、そろそろ開店の時間ですよ。 お仕事、お仕事。 ここには一番多いときには7匹くらいのニャンズが暮らしていました。 きいちゃん以外は皆若い子でけんかもせず仲良く暮らしていました。 皆きいちゃんには一目おいていたようです。 いらっしゃいませ〜 軽井沢のお土産ならこちらへ〜。 猫グッズもいっぱいございますよ。 しっぽの細いきいちゃん。 誰が見ても「かわいい!」と思うタイプの猫では決してないきいちゃんですが 結構人気者でした。 でも段々年とって弱ってきて 昨年の春帰るときには、もう二度と会えないのではと覚悟して 何度も抱きしめて後ろ髪を引かれる思いでした。 ところが、秋、ちょうど今から一年前くらいに訪れたら きいちゃんは、ますます小さくなっていたものの すりすりと迎えてくれたのです。 愛しくて愛しくて、嬉しくて涙が出ました。 しかしこのときは、もうこれが最後になってしまうだろうということが 残念ながらわかりました。 何度も何度もきいちゃんを抱きしめました。 ご夫婦がいつも丹念に育てているきれいな花の咲くこの場所で 新しい年を迎える前にきいちゃんはお空へ旅立っていきました。 20年という長い歳月を外で暮らせる子は珍しい。 やさしいご夫婦に見守られて きいちゃんは幸せでした。 私もきいちゃんからいっぱい幸せをもらいました。 サビ猫の大先輩きいちゃん、ありがとう。
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