き「なあ」
ぷ「?」
き「オマエとちゃんと向き合ってはなしたことなかったよな」
ぷ「ムキアって?」
き「うん。」
ぷ「ムキアおうか?」
き「だな。オマエさ、前はどこに住んでたんだ?」
ぷ「しらない」
き「そうか。オィラも知らない。父ちゃんや母ちゃんは覚えてるか?」
ぷ「おぼえてない」
き「オィラもだ。どんな猫だったかな」
ぷ「カリカリたべていい?」
き「ん?あぁ、食えよ」
ぷ「カリカリカリカリ」
き「オィラの親はオィラと離れて、オィラを探したかな」
ぷ「カリカリカリカリ」
き「うまいか?」
ぷ「にいちゃん、たべなよ」
き「ん。あとでな。そのニイチャンだけどな」
ぷ「なに?カリカリカリカリ」
き「オィラはオマエの兄ちゃんじゃないんだ」
ぷ「しってる。カリカリカリカリ」
き「そっか。ありがとな。」
ぷ「カリカリカリカリ」
き「オィラは最初、女のきょうだいがいた。それは覚えてる」
ぷ「きょうだい?カリカリカリカリ」
き「あの店で、最初はオィラときょうだいが柵の中にいたんだ。オマエは?」
ぷ「ひとり。たぶん。カリカリカリカリ」
き「ひとりぼっち」
ぷ「たぶん。カリカリカリカリ」
き「でも今はきょうだいがいる。だろ?」
ぷ「ニイチャンがいる。だろ?」
き「ああ、兄ちゃんだ」
ぷ「ニイチャン!ニイチャン!」
き「やめろやい!」
ぷ「ニイチャン!ニイチャン!」
き「まったく、調子に乗って甘えやがって!」
ぷ「ニイチャン〜!」
き「オマエ、ほんとカワイイ妹だ。ほんとの家族くらい大切だ!」
ぷ「ニイチャン!ニイチャン!」
き「なんだよ〜。何度も呼びやがって。オマエってやつは…くそぅ、涙でオマエが見えないよ」
ぷ「ニイチャン!カリカリぜんぶたべちゃった。きょうのカリカリぜんぶ。」
Σ(ΤДΤ;;;;)えええええええっ!!!!
(;;;゜ж゜;;;)えええええええっ!!!!
おっ おっ おっ
おまええええええ!!!!!!!
めでたしめでたし。
ぷ「メデタシ^^」