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チャヌ
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どれどれ,耳の穴は詰まってないか? 以前にも記事に書いたが,チャヌパパは子供の頃,『ロン』という名の雑種犬を飼っていた。飼い主にも他人にも大変愛想の良い犬で,学校から帰ったときなど,真白い尾をブンブンと振りながら歓迎してくれていたのを思い出す。 在りし日のロンとチャヌパパ(自分の写真を見て,二男坊と同じ顔に笑ってしまった(^0^; ) おんぶされるのが大好きだったロン(写真の色から時代が判るなぁ(^^ゞ) しかしながら昔の田舎での飼い犬のこと,庭先に繋ぎっぱなしの飼い方で,大したしつけもしていなかった。 時々近所の河原へ行って鎖から放して遊ばせていたのだが,普段運動が足りていないせいもあったのか,嬉しそうに駆け回っていた。 チャヌパパ 「さて,ここからが問題なんだ(^o^;) 適当に遊んで,さあ家に帰ろうかという時に,いくら呼んでもロンは帰ってこない。おやつで釣っても,すぐそばまでやってきて食べたそうにしているくせに,捕まるところまでは絶対に近寄らないんだ(^_^;)」 チャヌママ 「おやつでダメとは,よほど自由が良かったのね(^^;)」 チャヌパパ 「本当に腹が立つよ!! でも,さんざ遊んで腹ペコになったら,いつの間にか犬小屋に帰って来てるんだ(^_^;)」 チャヌオバ 「あらまあ(^^) 呼んだら帰らないけど,放っておいたら帰るのね(=^m^)」 チャヌパパ 「そこでだ,この苦い少年時代の思い出を払拭すべく,チャヌは呼んだらすぐに帰って来て,大人しく繋がれるようにしつけるぞ!」 嫌な予感がするぞ・・・(^_^;) 「まずは室内で,ロングリードに繋いだまま呼んで,来なければリードで寄せましょう。」なんて書かれているが,ロングリードが要るほど広い部屋でなし,お座りをさせておいて,少し離れたところから「おいで」と呼ぶことから初めてみた。 チャヌパパの「おいで」に応えて,チャヌは駆けってやってくる。チャヌパパの前にお座りをして,眼をキラキラさせながらチャヌパパを見上げる。チャヌパパは「良い子〜」と褒めながらおやつを与える・・・という具合に,まさに教科書どおりに出来ていた。 チャヌパパ 「やっていることは本に書いてあるとおりなのだけれど,何か違和感があるのは何故だろう(^_^?)」 チャヌママ 「そうね。チャヌの嬉しそうな眼が,どうも「おやつを貰えて嬉しい」だけのように見えるせいかしら(^o^;)」 チャヌパパ 「いつまで経っても,「褒められて嬉しい」から来ているのじゃなくて,おやつを貰いに来てるんだな(-"-;)」 チャヌオバ 「それで,来てもおやつを貰えなかったら,「チッ(-"-;)」てな顔をしてるのね(^_-)」 チャヌ 「ギクッ......(((^。^; 」 室内でそれなりの成果が出始めると,毎朝の散歩の際,団地内の小さな公園で練習を始めた。言い訳をしておくと,この公園(公園というより山を削った空き地に近いが・・・)は道路からは奥まった高台にあり,逃走癖のあるワンコでなければノーリードでも比較的安全である。 公園の端にチャヌをお座りさせ,リードを離すと,「待て」と言ってチャヌパパは後ずさって行く。初めのうちは1mで動いたり,3m離れると寄って来たりしたが,段々と距離をとれるようになり,やがて公園の端から端まで(10m程)離れてから,「おいで」でやって来るようになった。 「おやつのためならホイサッサ(^o^)」 チャヌオバ 「チャヌ,チャヌパパ,すごいじゃない(*゚▽゚*) チャヌパパの念願実現ね(^▽^)」 チャヌパパ 「でもなぁ,続けて3,4回は上手く出来るのだけど,途中から集中力がなくなって,よそへフラフラ行ってしまうんだよ(^_^;)」 チャヌママ 「チャヌったら,おやつに飽いたら別の事に興味津々なのね(-o-)」 チャヌパパ 「ドッグランのときなんかも,ほかに気持ちが行っているときは,いくら呼んでも知らん顔だもんな。」 チャヌママ 「あのときばかりは,おやつにも釣られないもんねぇ(^_^;)」 チャヌパパ 「そろそろ帰るぞ! チャヌー,カムバーックw(^o^)w」 ※映画「シェーン」より チャヌ 「嫌ーだよ!まだ遊ぶんだもーん ヘ(*^o^*)ノ」 チャヌママ 「チャヌは,ノーリターンね(^^ゞ)」 ※映画「帰らざる河」より チャヌオバ 「チャヌは,ノーリターンじゃなくてノータリンじゃないの〜(^m^)ププッ」 「チャヌ〜,ノータリン同士よ〜(^▽^)」 「チャヌオバにだけは言われたくない(-"-;) 」
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