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クッキー
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メグちゃんをお家までお見送りしようとしたら、ちょうど登校時間と重なっちゃったみたい。 次から次へと、小学生達の集団が校門に向って 歩いてきたの。 僕「小学生達が全員 登校するまで見守る?」 メグちゃん「うん、そうしましょ!」 子供達が、無事に校門を潜る様子を、見守る事にしたよ。 小学生のみんな、お友達と仲良く遊んでね。 暑くて、集中できなくなるかも知れないけど、勉強 頑張ってね。 給食、好き嫌いしないで食べてね。 僕は、心の中で こんな事を話しかけながら ジー。 小学生のみんな、 お勉強 頑張って〜! 私とクッキー君みたいに、お友達と喧嘩しないで 仲良く遊んでね。 メグちゃんも、全員が 校門を潜るまで じ〜っと見つめていたよ。 …で、 小学生達の集団がいなくなった途端 メグちゃん「クッキー君、そろそろ帰りましょ!」 メグちゃん、 歩き出しちゃった。 えっ、 そっちから帰るの? ここ最近は、この坂を登ってたじゃない…。 待って〜!! メグちゃんを追いかけて、 テクテク ポテポテ トコトコ あっ、メグちゃんが何か匂いを嗅いでる〜! 僕にも嗅がせて〜! 僕「ねえ、何の匂い?」 メグちゃん「う〜ん、ただの草かしら…」 「嗅いでみて〜」 メグちゃんと、情報収集のバトンタッチ! クンクン クンクン クンクン ん? やっぱり ただの草の匂いではなさそうだな…。 名刺が残ってる気がするぞ…。 もう少し、 情報を集めた方が良さそうかも…。 クンクン クンクン なるほど…。 僕「メグちゃん、分ったよ〜!」 メグちゃん「な〜に?」 僕「ここに名刺が残ってるみたい」 「近くに住んでるワンちゃんかもね」 メグちゃん「えっ、そうなの?」 僕「うん、僕の予想が当たってればの話しだけど…」 メグちゃん「なんだ、確実ではないのね…」 僕の情報収集って、曖昧かな。 さあ、 今度は 本当に帰ろう!
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