騙された〜!!
黒い魔の手にペンちゃんを取られないように、背を向けて遊んでいたら、
悪魔「クッキー君、こっちに良い物があるよ〜」
悪魔の囁きが聞こえて来た。
『良いもの』という言葉に弱い僕は、一目散に タッタッタッタッタ〜!
ペンちゃん「ちょ…ちょっと…」
「引きずらないで〜!」
「い…痛い!!」
ペンちゃんを、車椅子のタイヤで引きずっていたのを知らずに走ってきちゃったの。
ペンちゃん、 フローリングの上で 仰向けに倒れちゃったけど怪我してないかな…。
でも、こっちのおもちゃも楽しそうだし…。
その時
骨型ボールがポ〜ン! 投げられた!
待て〜! タッタッタッタ〜!
僕が追いかけて行ったら
悪魔「うっしっしっし」
「騙されたね」
悪魔が、僕のペンちゃんを盗み出そうとしたの。
あっ、 ペンちゃん!
僕のペンちゃんを返せ〜!!
骨型ボールは、どうでも良いや!
ペンちゃんを助けないと!!
慌てて、Uターン! タッタッタッタ〜!
悪魔の手から取り返そうと、必死になって引っ張った。
ヨイショ! ヨイショ!
よし、 引っ張ってもダメなら 振り回してみよう!
ブンブン ブルンブルン!
ダメか…。
悪魔「ペンちゃん、目が回ってるかもよ」
「下においてあげる」
この悪魔、意外に 優しい心を持ってるのかも。
下に置いてくれたよ。
ペンちゃん、大丈夫?
おめめ、回ってない?
ペンちゃんが心配で、 前足でツンツンしてみたよ。
そしたら、
ペンちゃん「クッキー君、大丈夫です!」
「ほら!」
ペンちゃんが起き上がって、 歩き出した。
ペンちゃん、どこに行くんだよ〜!
待って〜! タッタッタッタ〜!
あれ…、どこに出かけたのかな…。
ゴミ箱とゴミ箱の間の隙間?
う〜ん、違うな…。
もしかして!
食器棚の角を探したら、 いたいた〜!
んもう〜、ペンちゃん 心配させないでよん。
僕と一緒においで〜! タッタッタッタッタ〜!
悪魔から取り返すことが出来たのと、ペンちゃんを探し当てられて ホットひと安心。
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