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クッキー
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パパ「さてと、ベンチで休憩しようか…」 ベンチを見つけたパパ。 どっこいしょ。 ママ「この公園、広いから 休んだ方が良いね」 ママも、 パパのお隣に どっこいしょ。 僕「僕の席は?」 ママ「ごめん」 「狭くて、クッキー君のスペースはないみたい」 僕「じゃあ、良いや…」 「ママの足の間で休むよ」 僕の安全地帯は、ママの足の間。 パパとママが、景色をボケ〜っと眺めながら休んでる時、 ママの足の間に頭を突っ込んで涼んでいたの。 そしたら、 ママ「クッキー君、おやつ食べる?」 ママが『おやつ』って言ったよ。 僕「おやつ?」 「もちろん、食べる!」 だから、 慌てて バックオーライ! 後ろに下がって、クルリ〜ン。 向きを変えて、 お顔を上げたの。 僕「ねえ、早くちょうだいよ〜」 ママを、ジー。 パパ「ちょっと待って」 「クッキー君、お鼻に花びらが付いてるよ」 「アッハッハッハッハ」 僕「えっ、花びら?」 パパが、僕のお顔を見て 大笑いしてるの。 でも、僕の頭の中は、おやつの事で いっぱい。 パパ、 そんなに笑わないで〜。 ママ「はい、ボーロ どうぞ」 僕「ありがとう〜」 ママの手から、ボーロを1粒 パクリッ ムシャムシャ。 ついでに、お水を貰って ペロペロ ペロペロ。 喉を潤したよ。 また、景色を眺めていたら ひらひらひら〜! 花びらが、風に吹かれて 舞い降りてきた。 ママ「デジカメで、ひらひら舞う様子を写せるかな…」 パパ「う〜ん、難しいんじゃない?」 ママ「桜を写すのも良いけどさ、舞い降りてくる様子って風情があるじゃない」 「ダメもとでチャレンジしてみる」 どうしても、 舞い降りてくる様子を撮影してみたくなったママは、 高速連写モードに切り替えて カメラを 空に向けてみたよ。 さあ、 ちゃんと 写るかな? ひらひらひら〜。 カシャ! もう一度、 カシャ! う〜ん、 イマイチ ゴミみたいにしか写らないね。 やっぱり、本格的カメラじゃないと 無理かも…。 パパに見せたら、『未確認物体』みたい って言われちゃった。 僕「舞い降りる花びらの撮影は、諦めた方が良いかもね」 ママ「うん、諦める」 という事で、あっけなく ママのチャレンジは 終わったのだった。 さあ、 そろそろ 探検を 再開しよう!
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