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クッキー
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お腹いっぱい食べた後は、 胃を休めた方が良いな…。 ソファーに乗りたいけど、 ママは、 食器の片づけで忙しそうだな…。 パパにお願いしてみよう。 パパの足元に、前足ダッシュ! パパを ジー。 う〜ん、気がついてくれないか…。 タバコの一服が終わるまで、ダメかも…。 作戦を変えてみよう! ≪見つめてもダメなら、吠えてみろ!≫ 作戦Bを 実行だ! 僕「WONWON!」 パパ「クッキー君〜、ソファーに乗りたいの?」 僕「うん、抱っこして〜」 パパ「クッキー君、また 怒らない?」 作戦B、大成功〜! でも、 パパったら 僕が怒るんじゃないかって ビビッちゃってるみたい。 パパ、僕の目を見つめるだけで なかなか 抱っこしようとしてくれないの。 僕、怒らないのに…。 そこへ、ママが やって来た。 ママ「クッキー君、ソファーに乗せてあげるね」 僕「うん!」 ママが、下半身を ヒョイって 持ち上げて、 いちに〜の〜さん! 抱っこして、ソファーに乗せてくれたよ。 僕「ありがとう〜」 だから、ママの顔を、ペロペロ ペロペロ 舐めて、お礼した。 パパ「さすが、ママは慣れてるな〜」 ママ「まあね〜」 もしかしたら、 僕とママの信頼関係を 羨ましく思っちゃったかも…。 今度は、 パパとの信頼関係を強めなきゃ! 僕「パパ、撫でて〜」 パパ「良いよ」 パパは、僕の胸を 優しく なでなで〜。 ふわ〜〜〜〜〜。 おっと、失礼! 気持ちよくて、思わず あくびが出ちゃったぜい…。 僕「パパ〜、もっと撫でて〜」 パパ「クッキー君、ここが気持ち良いの?」 パパに、たっくさん 撫でて貰ったら、気持ちよくて 悶えちゃった。 僕とパパの絆も、強まって来たかな〜。 パパ「さてと、そろそろ仕度しなきゃ…」 僕「えっ、もう終わり?」 もっともっと、スキンシップしていたかったけど、タイムリミットが来ちゃったの。 今日 パパは出勤だから 我が儘を言っちゃ いけないよね。 パパが洗面&お着換えしてる間、 ひと段落して戻って来たママと寄添って ラブラブスキンシップ〜。 ママの足の温もりも 気持ちが良いぜい…。 僕「ねえ、撫でて〜」 ママの手を お鼻でツンツン。 ママ「はいはい、畏まりました」 「お坊ちゃま、ここで良いですか?」 僕「おお〜、そこそこ」 「気持ち良いな〜」 僕が おねだりしたら、僕のお耳の付け根を なでなでしてくれたよ〜。 気持ちよくて、ウットリ。 そこへ、 スーツ姿に変身したパパが 戻って来た。 パパ「さてと!そろそろ行って来ようかな」 あっ、 パパが気合を入れた! お見送りしなくちゃ! ウットリしていたけど、 飛び起きて ママと一緒に玄関へ。 パパ「クッキー君、行って来ます!」 僕「パパ,行ってらっしゃ〜い!」 僕の前足とパパの手を合わせて、ハイタッチ。 『行ってらっしゃい』 の儀式をしたら、 パパ とっても嬉しそうなお顔で 出かけて行ったよ。 僕とパパの絆も、 これで バッチリだネ! さあ、リビングからもお見送りよう! ママと一緒に 急いでリビングに戻って、窓際にスタンバイ! ブ〜ン ブンブンブ〜ン! 僕「WONWONWON!」 今日も、パパのバイクが見えなくなるまで 吠え続けたよ。 パパ、僕の声 聞こえたかな〜。
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