NYからLAへ！ドッグショー珍道中? | モニカのMY ROOM - ペットストリート

成田を飛び立ってから、何時間が過ぎた頃…。

何度乗っても、飛行機では眠れない。
それに、機内の乾燥対策にと成田から持ち込んだミネラルウォーターも底を突き(当時は、ペットボトル等を持ち込めた。)、ウェットフィルター付きのマスクをしているはずなのに、喉がイガイガして嫌な感じ…。

機内食を出されるけど、お腹が張って食べたくない。

まずいなぁ〜…このところ、忙しかったし風邪をひいてしまうかも…(￣~￣;)

そんな心配をしている間に、飛行機は着陸体制に入りNY・ケネディ国際空港に無事に、到着！

飛行機がゲートに着いた途端に、席を立ち上がったK…

『僕、先に降りて全員が降りてくるのを確認しますから。』

『じゃ、私は大半の生徒が降りた後に行きますね。』

と、一番最後の方に飛行機を降りた私…。

やっと狭い機内から解放されて、伸びをしながら出て行くと、Kの周りに生徒達が集められていた。

『じゃあ、これから入国審査を受けるので、パスポートと入国カードを出して下さい。』

…ふと、近くにいた生徒が手にする入国カードに目をやると…………Σ(￣□￣;

ご丁寧に、ぜ〜んぶ『日本語』で書かれているじゃあないか！！

『ちょっと待って！全員、ちゃんと書けてるか見て！』

案の定、私が不安に思っていた事は、見事に的の真ん中を射る矢の様だった！
………(￣∇￣ ;)

半数の生徒が日本語で書いていたのだ…。

『だってぇ〜日本語で(項目が)書いてあるんだも〜ん！』

他にも、書き方が分からないからと途中書きの生徒もいるし〜！

だから、言っただろぉ〜！確認した方が良いんじゃないかとっ！！ (T∀Tメ)

間違って記入した生徒を周り、書き直しをさせた頃には他の乗客の姿はなく、私達だけがその場に残されていた…。

いよいよ入国審査だ！
その時もKが先に出て、私が一番最後と言う手を使った。今後、いつもこの形が取られる…。
さすがに9.11テロ以降、厳しくなっていたので、ちょっと緊張する…。指紋を取られたりして、全員が済むまでに、結構な時間が掛かった。

次は最後の砦！税関だ！

例によって、私が最後のはずなのに、何人かの生徒がトランクを開けてチェックされている…。

どうやら、入国カードの食品の持ち込み欄を『Yes』とバカ正直に応えたらしい…。
こんな事も事前に、全員集めて説明しながら書かせていれば、こんな無駄な足止めを食らう事もなかっただろうに…。(;´Д`)

ようやく空港の外に出て、ホテルまでの移動のバスに乗り込んだ。
バスの中で、現地のガイドの人がタクシーの乗り方等、マンハッタンの事を色々と説明してくれた。
ホテルに到着すると、その人とKが手続きをしている様子を見ていたが、その人の方がKより、はるかにテキパキと仕事をこなし、生徒達からの質問にも受け答えしてくれていた。
そのガイドさんとは、それでお別れ…。

行かないで、私の味方になってくれ〜！…と心の中で叫ぶ私であった。

どうにか、ホテルの部屋に収まり、一息ついた…。
でも、その日は全員で夕食をとる事になっていたので、まだ仕事が残っている！

集合時間まで時間があるので、LAの叔母の家に電話を掛ける事に…。

電話に出た叔母の声に、疲れが癒される思いだった！
その時、従兄はまだ帰っていなかったので後でホテルに電話をしてくれる事になった…。

夕食をとるレストランは、ホテルから歩いて行ける距離だと言うので、NYは初めての私もお上りさんと化し、街並みを見ながら歩く…。
夜でも、人が多いし車の流れもある。時折、けたたましく鳴るクラクションやサイレンの音に、ビビりつつ足を進める…。

ほゃ〜んとした空気が流れる、LAとは大違い！

食事から戻って、少しすると従兄から電話があった。

『どぉ？初めてのNYは？』

と問い掛けてきた従兄に…

『馴染めな〜い！』

と即答する私であった…！

……………つづく