2004年、秋…。
当時、ペットビジネス専門校のインストラクターであった私に、校長から呼び出しの内線電話が…。
『ちょっと校長室に来て』
私には、大方呼び出された理由が分かっていた…。
毎年の恒例行事である、海外研修旅行の引率者の順番が、回ってきたのだ。
その学校では、毎年2月に行われる世界2大ドッグショー、イギリスの『クラフト展』とアメリカの『ウェストミンスター展』を交互に行き先として、希望者の生徒を対象にして海外研修旅行へ行くのだが、2001年の9.11テロがあってからは、アメリカを避けて旅行に行っていた…。
ようやく、テロの心配も和らぎ、その年は久しぶりにウェストミンスター行きが決まっていたのである。
研修旅行と言っても、半分はお遊び観光旅行と変わりない…。
当初の予定は、ドッグショーが行われるアメリカ・NYとカナダのナイアガラの滝観光ツアー。
その引率者の順番が私に回ってきたのだ!
生徒の面倒を見る代わりに、タダで海外旅行へ行けて、しかも支度金が出て出張扱い!
とても、おいしい話ではあるけれど…。
久しぶりのアメリカ旅行と言う事と、旅行会社が格安にツアーを組んだ為に希望者が例年より多い!
添乗員はつくものの、34人の生徒?
格安で予算がないから、職員の引率は私一人??
寒さが苦手な私が、厳冬のNYとナイアガラ???
滅茶苦茶、テンションは低飛行…。(;´Д`)
めんどくさいし、断ろうかな〜…そう思っていた所に朗報が!
飛行機のフライトの都合で、カナダは取り止め!行き先がNYと私の叔母家族が住む、LAに変更!
これは、もう行くっきゃないっしょ〜♪(≧∀≦)
こうして、私の最低最悪のドッグショーツアーが幕を開けたのでありました…。
………………つづく