抹茶は買い物袋が、大好きである。
小さく結んでしまっておくつもりが、必ず一つは、持ち逃げするのである。
昨日の事である。
買い物から帰り、片付けをしていると、
ガサ!カサカサ!シャリシャリ!
マント?!をひるがえし、誇らしげに走り出す、
『マッチャマン』登場!!
持ち手のワッカから顔を出し、振り返っては、
「抹茶、格好良い〜♪」
「お〜!マッチャマンやん♪」
ほめられるのを、待つのである。
ほめてくれる人数も増え、上機嫌であったのだが、
「友達の所、行ってくる。」
お兄ちゃ〜ん・・・
「もしかしたら、夜中帰ってくるかもしれんし、ドア(玄関と居間の区切り)閉めとくか。」
抹茶にとって、初めての『独り寝』なのである。
午前5時。
私の足音に、
「みゃ〜。みゃ〜。」甘〜い鳴き声なのである。
子供部屋を与えられ、ワクワクしながら、結局、夜中に親の元に行ったことを、思い出したのである。
抹茶の行動は、時々、私が忘れかけている感情や、忘れてはいけない『心』を教えてくれるのである。
愛の戦士『マッチャマン』は、
今日も熱い闘いを、繰り広げるのである。