うちのずっと裏側には山がある
手稲山から続く山なんだけど 夏場はけっこう木が鬱蒼と繁り 小さな森になる
普通のお散歩は 国道を道なりに歩くか 広い公園に行くかどちらかなのだ
写真は公園の芝生
このサイズの芝生の何倍あるだろう。。
ここの公園も文句なくデカイ!!
先日 ロブちんとのんびり国道沿いの散歩をしていた時のこと
近くに神社がある
今風の洗練された神社ではなく
トトロの世界にでてきそうな神社である
神社は小高い山に埋もれるように存在する
ほとんど人が通ることのない 神社への道の
そのまた向こうはどうなっているのか とても気になった
妙に蒸し暑い 道を歩いて行くと 一見行き止まりに思える場所にでた
どうやら開発途中で中断されてしまった 住宅地のようだった
誰もいない
道の端々に生い茂る木が サワサワ揺れる音以外
何も聞こえない
道はきちんと舗装されている
『ロブちん!走っといで!』
だけど ロブは側を離れようとしない
まぁ ビビりさんだからしゃあないか。。
一見行き止まりの道をさらに進むと 普通の道路に出た
まだ奥がありそうだ
暑さ故 一瞬躊躇したが 切なる好奇心が上回った
『ロっちん、もぅ少し歩いてみようか』
国道からたいして離れていないのに サワサワ以外は 時折 甲高いトリの叫び声しかきこえない
果たして道はぐるりと回り込み
少し上に勾配しながら Uターンするような感じで 神社の裏手に行くように思える
しかし 道は粗くなるどころか 両端に硝子の街灯がきちんと並ぶようになってきた
しかも 普通の舗装道路の他に インターロッキング風の歩道まで現れた
『なんだろう?なんかあるのかな?』
その位置からは木々に隠れて全く見えなかった 建物が 目の前に急に現れた
『おぉっっ』
まるで小振りのマンションの様な 瀟洒な建物だ
『あれ?こんなところにマンションなんてあったんだね〜』と ロブに語りかけつつ
よく見ると
廃墟だった
まだまだどこも痛んでなさそうに見える廃墟
でも不法侵入者がいたのか コンパネできちんと窓を塞がれている
立派な看板には
『○○研究所』と記されてあった
なんの研究をしていたんだろう
急に姿を消したような印象を受ける
外観はとても綺麗だ
新薬の生体実験か。。
そんな考えが頭一杯に拡がる
心なしか 早足になりながら
ロブに必要以上話しかけながら
後にした
まだまだ この辺りの散策はする余地がありそうだ。。。