1月4日の夕方公園で小萩にご飯をあげていた時のことでした。
茶髪の若い男性が何やらチラシのような物を持って声をかけてきました。何、何?私に何の用?とかまえたら、なんと脱走した猫を探していると。
それならお話うかがいます!その男性が飼い主だと思った私は色々話を聞きました。公園の猫おばさんは絶対協力してくれると思ったのでしょう。
脱走したのはにゃん太19歳(仮名)。
余分のチラシをもらい、猫関係の知人にポスティング。帰ってすぐにこの情報を猫仲間に拡散しました。(猫のプライバシー保護のため画像は加工しました)
しかし!翌日は運悪く雪で極寒の予報、19歳、大丈夫か。
その夜から私達は手分けをして猫がいなくなった場所周辺を捜索、でもなんの手がかりもありませんでした。4年ぶりの雪に私達は心が痛みました。飼い主さんの心配やいかに。
チラシに記された電話番号を見て、0120、これって?
それであの男性は猫探偵と気づきました。自分の電話番号を公にするのは勇気が要ります。嫌がらせの電話もあるそうです。なので、猫の捜索を引き受けた猫探偵がこのフリーダイヤル番号を提供していたわけです。
寒い中、なんとか無事でいてくれと祈りましたが、なんの情報もなく時間だけが過ぎていきました。
そして8日の朝。相棒から「にゃん太見つかった!あの雪の前に近くの人が保護してくれていた、元気でお家に戻った」と朗報が。
あぁ、良かった。どうやら外を知らないにゃん太はパニックになり、少し離れた場所でにゃーにゃー鳴いていたと。それを保護してくれた方がいたのです。にゃん太はあの雪の中にはいなかったとわかっただけでもほっとしました。
脱走猫は近くにいることが多いと思ったのがまちがいでした。にゃん太怖かったね。幸い人懐こい子だったのでしばらくそのお家でお世話になったにゃん太。
飼い主さん、どんなにか嬉しかったでしょう。私達も祝杯あげたい気分でした。
その夜、相棒から2枚目の画像が送られてきました。お家に戻ったにゃん太。2階の窓辺が定位置。彼女は以前からこの子の存在を知っていたそうです。
彼女は有能な猫探偵になれそうです。
にゃん太、お疲れさまでした。ずっとその場所にいてね。