急に寒くなりましたね。
我が家はこたつを出しました。
日中は窓辺で日向ぼっこのビンゴも
朝晩はこたつの中です。
暑くなるとこたつ布団のすみから
ちょこっと顔をだしている。
ふんじゃいそうで こわーい。
わたし「ここにいたんでちゅか〜」
ビンゴ「ちょっとぉ、寒いんだから
はよ、しめて〜」
ちなみに楽さんは、ハロゲンが大のお気に入り。
特に、タイマーのカチカチ音が好きみたいで、タイマーにすると、ぐっと近くに寄っていきます。
あついぞ。
***************
ビデオを観終わった後は狂犬病予防接種と登録の必要性を
説明され譲渡講習会は終了。
中国で狂犬病が発生した際、国内で飼われている犬全部を
殴り殺したそうです。犬を車に乗せて走っていると道路にて、係員が停車を求め飼い主の目の前で殴り殺したんだそう。
考えるだけでゾッとします。
これは極端な話でしたが、アジアの近隣では今も狂犬病は流行中だそう。わが子を守るために必ず予防接種を、というお話でした。
愛護センターに保護された犬は迷子犬も多いんだそうです。
鑑札か迷子札はつけいますか?もし万が一迷子になってしまったらまずはじめにセンターに写真つきで連絡を。手遅れにならないように、と。
終了後はいよいよ犬舎へ
事前譲渡希望の申し出があった犬は個別にゲージに入っていましたがその他の子は何個か区切ってあるサークルの中。
つらいのでサークルは見ない
と決めて行ったのに「どうぞ、奥の方へも。他にもたくさんおりますから」という案内で奥まで行ってしまったバカな私。
夫はこない。
後悔しました。
むじゃきに戯れる子犬がいっぱい
その他にもさっきまでワンワン吠えていたのに人が前に行くとピタッと吠えるのをやめてじっと見つめる犬たち。
小型犬や中型犬など様々ですがどの子も首輪をしていたり、
トリミングされていたりと飼い犬だった様子が見てとれます。
老犬や病気の子が多いのも・・・。
そして
いちばん奥のサークルでははじっこで背をむけて、丸まって、じっとしている犬たち。
それはもう人にこびることなく、あきらめ、そして覚悟している姿にみえました。
どうすることもできないのに興味本位としかいえない気持ちで
奥にまで行ってしまったわたし。
自分のばかさ加減に嫌気がさしたのとどうしようもない気持ちとでぐちゃぐちゃになりながら個別ゲージにいる夫のところへ戻りました。
わたしのぐちゃぐちゃの顔をみて夫はギョッとした顔をしていましたが何も言いません。
きっと「バカだねー」と思っていたのでしょう。
個別ゲージにいた犬たちは
元気いっぱいの小さめのキャバリア
老犬のミニチュアダックスフント
皮膚病のマルチーズ
みんな必死で「ここからだして」と
アピールします。
それぞれ、みんな新しい飼い主さんと帰っていきました。
よかったね。元気でね。
それと
ゲージの隅でうずくまったまま動こうとしない
楽
もう、あきらめていたんでしょうか。
他の子と違って、はなしかけても無反応で背を向けています。
係員のお姉さんにゲージより出してもらった。
それは、がりがりに痩せ背骨とあばらが浮き出た皮膚病で
片目のない、シーズー。
引き取る旨を伝えると「ほんとにいいのですか?この子は片目がないだけでなく、もう片方もみえてないですよ。
それに・・・腫瘍もあるみたいですし」
夫は両目が見えないと聞いて「え!?」と絶句していたけれど
わたしの頭の中はとっても静か。
もうとっくの昔、ここに来る前から引き取ると決めてきたので。
「いい?」とぐちゃぐちゃの顔のくせになぜか笑っているわたしの顔が怖かったのでしょう・・・。
「うん」というしかなかったよね、おっと。
すごい、体臭の楽さん
「くっせー、くせーっ」を連発する夫とへらへら笑うわたし。
ふたりで譲渡の手続きをすませまずは、病院へいくことにしました。
楽のからだももちろん心配ですが、我が家のお宝ビンゴちゃんにうつる病気があったら大変ですからね。
※楽を家族にする上で、あの、どうすることもできなかった
犬たちのことは決してわすれません。