子供時代の小次郎君は、少しくらい『婆バ』や『爺じ』の食べるパンを食べてもOKでした。
ですから、いつもこうやって、『爺じ』や『婆バ』にお恵みを貰うわけです。
ほんの一つまみです。
もっともっと、食べさせたかった…。
『爺じ』と『婆バ』の間が小次郎君の特等席。
『爺じ』は透析して帰る時、いつも小次郎君の事を考えながら車を運転していたそうです。
透析が終わると病院で食事がでるそうですが、『爺じ』は自宅でもまた食事をとります。
小次郎君に少しだけ『おすそ分け』するのが楽しみでした。
そして小次郎君も『爺じ』が『おすそ分け』するのを知っていたので、『爺じ』が食事の時には、離れませんでした。
『爺じ』は透析患者ですが、病院の透析仲間に比べて丸々太り血色も良く…元気に過ごせてます。
有り難いことです。