「今日のブログ完成〜♪」
その直後の事である。
「じいちゃん急変したって。ジャギが電話するけど、兄ちゃん仕事中で出らんて。」
ケンからの連絡であったのである。
ジェイソン(改め、以後おじいちゃん)の四十九日。
私の母の、命日でもある。
人の死というのは、
その人の生き様、
そして、
まわりの人間の思いが、
浮き彫りにされるものだと思うのである。
時間が過ぎても、
まだいつものように、
(今のどう?)
(私は面白かったけど、おばあちゃんには・・・(汗))
チラッと私の方を『どや顔』で見るのである。
今でも、ちょっと『毒舌』のおじいちゃんが、
ボスに注意されながら、お菓子をつまんでいる気がするのである。
チョン♪チョン♪
サクッ!
「いててて。」
「みぃや〜♪」
台所でボンヤリする私のふくらはぎに、
(大丈夫?)
心配顔の抹茶の爪が、刺さっているのである。
「ありがとね。」
死の間際まで、まわりを気遣い、
自分の事より
まず人のために・・・
おじいちゃんに『恥ずかしくない生き方』が出来るように、
おじいちゃんをお手本に、
新たな人生の幕開けなのである。