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小梅(東)
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サビ猫2匹、茶トラ一匹、それぞれ生まれも育ちも違う3ニャンズのお話
カンペイの命日に心のこもったコメントをありがとうございました きっとカンペイはとても喜んでくれたと思います。 さて、カンペイがいなくなった後、 私は猫の絵を描いては寂しさを紛らわせるようになりました。 特に絵の勉強などはしたことがなく、雑誌などを見て見よう見まね。 そんなある日の事でした。 カンペイが住んでいた駅の表側にあった大手スーパーがリニューアルすることになり、 そのオープニングイベントの一環として、 「ベンチアートコンテスト」なるものを開催することになりました。 つまり、ベンチに色々な絵を描くコンテストです。 私はチャンスだと思いました 別に賞をいただこうとかではなく、 何とかしてカンペイの姿をこの町に残したかった・・・ 応募の中から実際に描くことになったのが20人ほど。 作業が始まりました。 しかしペンキを使ってこんな大きなものに描く、というのは未知の世界、 しかも、集まっていたのは イラストレーターの卵、美大の学生さん、トールペイントのベテラン、 絵画教室に通うおじさん、などなど自信満々の人達ばかり 私のようなど素人はいませんでした さあ、どうしよう・・・ それでも応募してしまった以上、完成させないわけにはいかず、 皆さんに色々教えてもらいながら、少しずつ作業を進めました。 とにかく、カンペイの絵をここに残したい 私の目的はそれだけでした。 なんとしてでもこのチャンスを生かさなかったら、 二度とその思いはかなわない。 頑張るしかない 作業場所は、駐車場になる予定の地下のスペース 皆が思い思いの絵をどんどん完成させていく中、 私はなかなか進まない自分のベンチをながめながらも 「カンペイの姿をここに残す」それだけを考えて必死で描きつづけました ほぼ完成に近づいたベンチ ようやく先が見えてほっとした頃 もう皆作業を終わっていて、 完成したのは私が最後でした ここに描いたのは、カンペイをはじめ、当時まわりにいた猫、 お世話になっていた方の猫、などです 後列左で風船を持っているのがカンペイ 後列の真ん中あたりにいる黒っぽい子は実は小梅です この頃知り合ったばかりだったと思います。 晴れて完成の日 嬉しかった〜 一緒に描いていた仲間が写真を撮ってくれました そしてクリスマス前にスーパーはリニューアルオープンし、 ベンチコンテストの投票が始まりました。 その結果はどうでも良かったのです。 カンペイの銅像は建てられなかったけれど、 なんとかカンペイのベンチを残すことはできたのだから 年が明け、一月になりました。 アーケードに置かれた猫ベンチは、思いがけず最優秀賞をいただきました 賞金はその後お世話をした猫のために使いました これはきっと、カンペイからのプレゼントに違いない、そう思いました。 立っている男はサビ雄です。 この時の事は私は一生忘れないでしょう。 それから少しして、3月に小梅が家族になりました。
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