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小梅(東)
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サビ猫2匹、茶トラ一匹、それぞれ生まれも育ちも違う3ニャンズのお話
私の写真の中で一番古い花ちゃんの写真 2011.10月 まだまだ元気だった花ちゃん。 今、公園仲間および公園近隣の何人かの方が一生懸命お世話をしている 花ちゃんです。 花ちゃん、年齢不詳、元飼い猫、現在地域猫。 何故このような数奇な運命をたどったかということは詳しくは書きませんが 花ちゃんは今非常に状態が良くありません。 もう長くは生きられないかもしれないのです。 私たちが花ちゃんにしてあげられることは何か、 花ちゃんの残りの日々が少しでも幸せであるために何ができるのか、 それを模索しながらこの一か月間過ごしてきました。 2012 10月初め 皆とランチ中 花ちゃんはもともと身体の小さい痩せた猫でした。 しかし、自分の信念を持った強い猫でもあります。 飼い猫なのに公園にご飯を食べにくる有名な猫でした。 それでも皆歓迎して一緒にご飯を食べてもらいました。 いつも缶詰が開く頃あわてて走ってきて 「早く缶詰をお出し」と威張っている夜の女王でした が、だいぶ前から口の中がかなり痛い様子でした。 女王、ご飯が終わっても家に帰ろうとせず、公園のベンチで夜明かしすることもしばしば、 私たちは不思議に思っていました。 その花ちゃんの異変に気が付いたのはこの10月半ば過ぎの事 脚がふらついている・・・ 最近ますます痩せてきたし、どうしよう 飼い主がいるのに勝手なことはできないのです。 2012 10月 食後、H君の膝に乗るぶーちゃんと花ちゃん 飼い主を知る方を通じて通院の許可を得ました 条件は治療は口の痛みを取り去ることのみ。他はだめ。 しかし、実際に通院してみるとその場で死んでしまうのではないかと思うほど 花ちゃんは衰弱していました 何も口にせず、水さえ飲めなくなっていました。 もう飼い主のことは忘れて点滴や栄養剤、痛み止め 口腔内の処置などをしてもらいました。 今更血液検査などをして病気の原因を突き止めたところで 誰も保護できないのなら、 外に置いたまま皆でできるだけのことをして 花ちゃんの残った時間が少しでも幸せであるように助けようと決めました。 2012 11 水を飲めなくなった花ちゃんに寄り添い、 「こうやって水は飲むんだよ」と教えるやさしいトミー その頃のこと、公園のすぐ近くで二匹の外猫をお世話している方から 「見たことのない痩せた猫がうちでご飯食べてる」との通報あり。 花ちゃんだ 色々話すうち、「うちで良ければハウスを置いていいし、ご飯も一緒にあげる」 と言ってくださいました。 花ちゃんの第二の猫生の始まりでした 二匹の外猫たちは、最初は警戒したものの、ほどなく花ちゃんを受け入れてくれました。 動物にはわかるのでしょう、 「この子はひどく弱っているからかばってあげよう」と思ってくれたようでした。 2012 11月 花ちゃんのハウスが置かれている猫野家 左から外猫ジジ、風太と花ちゃん 皆やさしく花ちゃんを見守ってくれている 一時は本当に何も口にせず、あと何日持つかと思われた花ちゃんでした 毎日何人もの人が通い、花ちゃんに一口でも二口でもいいから食べてもらう、 スープだったり高栄養ミルクだったり・・・シリンジを使っての強制給餌も試みました。 その気持ちが通じたのか、花ちゃんは少しずつ食べる力が出てきました とは言え、ほんのわずかの量、これで太るとか状態が良くなるとかいうことは 望めないかもしれませんが、 それでも花ちゃんは新しいお家を得て、皆に愛されて、 生きる気力を取り戻したと思います。 少なくとも今は、あと何日持つか・・・という感じではなくなりました。 今朝の花ちゃん。 メゾン・ド・花の上に乗ってぼーっとしていました 何か食べる?と聞くと、 「今は結構だにゃ〜、それよりハウスの掃除をおし」 と相変わらずの女王様ぶり 花ちゃんはここを自分の家と決め、自分の好きなように生きています。 現在の体重1.8キロ。 全身衰弱、脱水、栄養不良、貧血、口内炎・・・ 身体の不調を抱えながらも、花ちゃんを守ろうとする人たち、猫たちに囲まれて 女王様は今日も偉そうに公園に来てご飯を少し食べて行きました 「もう結構、明日もおいしい缶詰をお出し」と帰って行きました。 花ちゃん、私たちは皆花ちゃんが大好き、 一日も長く一緒にいてほしいと思ってるからね 一緒にクリスマスを迎えたいね
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