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小梅(東)
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サビ猫2匹、茶トラ一匹、それぞれ生まれも育ちも違う3ニャンズのお話
今日は私の最初の猫、広島のカンペイの9回目の命日です。 カンペイに出会わなければ、 私は今でも猫と無縁の生活をしていたかもしれません。 カンペイはいわゆる野良ちゃんで、 焼き鳥屋さんでご飯をもらっていました 人間が大好きで、お客さんにも、通りがかりの人にも人気者でした 見てのとおり、大きな子でした。 まだ若かったと思います、多分2歳かせいぜい3歳でしょうか。 カンペイは、FIP(猫伝染性腹膜炎)のキャリアで発病してしまいました。 もう外での生活は無理、と思い保護して家に連れて帰りました。 後姿はこんな模様 多くの人に愛されていたカンペイ もっと猫生楽しみたかったのにね 私のうちに来て51日間、天国へ旅立つまで一緒に過しました。 ある日、友人が 「釣ってきたから、カンちゃんに焼いてあげんさい。」と 持ってきてくれた黒鯛を焼き始めると カンペイは顔をぱ〜〜〜っと輝かせ、 「そうだよ、そういうのが食べたかったんだよ」と言ったのです。 猫の病気がもう治る見込みのないものの場合、 獣医さんはある時にこにこしてこんなことを言うのです。 「何でもいいですよ、何でも好きなものを食べさせてあげてください」と。 つまり、もう食べ物でどうこうという段階ではない、という意味なのです。 それ以来、小いわし(いわゆるカタクチイワシ。広島では郷土料理として 良く食べる)の新鮮なのを探して走り回り、 毎日のようにおさしみにして食べさせてあげました。 小さくて面倒くさいけど、カンペイが大喜びで食べてくれた 幸せな毎日でした カンペイが旅立って半年ほどたった頃、 この町のラーメン屋さんでこんな話を聞きました。 「あそこに白黒がおったじゃろ? あれはガンで死んだけど、最後は誰か親切な人が 家に連れて帰って看取ったそうだよ」と。 まあ、ガンではなかったですけどね、 そんな風にカンペイのことは地域の人の心に残ったようでした。 あれから9年、同じ広島出身の小梅が (近い場所でしたが、カンペイと小梅は多分面識はなかった) 今日も元気でわがままを言っているのでした
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